2008年9月の井上力
日本の政府危機・世界の金融危機

このページにお探しものがないときはここをクリックしてください 。

日付

見出し

9月25日(木) 深刻化する金融危機
9月23日(祝) 見捨てられる国
9月22日(月) 今度こそ・原和美
9月21日(日) 原和美さんガンバレ
9月19日(金) 「使い勝手のいい労働者」法に?
9月13日(土) 賞味期間32日の内閣
9月12日(金) チェンジって終わりを意味している
9月4日(木) ウィザードはいない
9月1日(月) 労働者派遣法抜本改正を
   

このページの頭へ

トップページ

2008年9月25日(木)の井上力
深刻化する金融危機

「木曜行動」で連載している「高1・憲太君とその母・真理さんの憲法会話」は、けさから休載で、代わりは『原和美/くらしと平和を語る』というインタビューです。

原和美/くらしと平和を語る(1)

「日本だけが軍隊出さない」ことを誇りに

――5年で5度めの国政選挙です。ご苦労様です。

原 和美 また灘区の皆さんにお世話になります。総選挙は3度めです。ずっと正直に生きてきましたが「3度めの正直」にしてください。

――4人のなかでは一番の年長になりましたね。

原 和美 50代、最後の選挙にしてほしいです。いま日本も世界も大変ですから安定政権は不可能で、しかも自民党にとって3分の2を持っている方の衆議院の選挙です。次の選挙まではとても短いことが予想されます。ことによると私50代で「もう1回」なんて。だから今度どうしても通してほしいのです。

――アフガニスタンに陸上自衛隊を出さないって決めたとき、7月末にアメリカから特使が来てたらしいですね。

原 和美 「ロシアと日本だけだ」って福田政権は脅かされたんですってね。民主党の小沢代表がその点、自民党より熱心な上、いつでも出せる「派兵恒久法」の石破元防衛相が農水相だけど再入閣でしょう?

――木曜行動にも何度も来ていますね。

原 和美 「日本だけが軍隊出さない」のは誇るべきこと。続けましょう。

深刻化する金融危機については、「木曜コラム」で。

1929年からの世界大恐慌は、ウォール街の株価暴落が引き金でしたが、深刻な過剰生産を原因とするものでした。第一次世界大戦でアメリカは市場をヨーロッパに広げました。戦場となったヨーロッパは巨大な市場となりましたが、急速に狭められていきます。ロシア大十月革命でソ連が誕生し、中国にも五四運動。ヨーロッパの復興は、また市場を狭めるものでした。

中国の「世界の工場」としての発展や北京オリンピックの終了など、第一次大戦後10年の世界と状況は似ています。

1929年の世界恐慌は、世界を分裂させ第二次世界大戦を準備しました。日本は恐慌からわずか2年後の'31年9月18日に柳条湖事件を起こし、'32年には「満州国」へと恐慌からの脱出の足を速めていきます。「木曜コラム」で満鉄のことを書きました。状況は酷似しています。満鉄は関東軍に防御されることを前提としていました。現地の警察にではなくて。

このページの頭へ

トップページ


2008年9月23日(火・祝)の井上力
見捨てられる国

選挙準備で事務所に出たのですが、金融危機の週明けの展開に耳目を奪われ、あまり仕事が進みません。

たとえば『毎日新聞』が報じたモルガン・スタンレー証券のフェルドマン氏のインタビュー、9月6日の朝刊ですが、次のように言っています。福田首相の政権放棄をメインとするインタビューです。

辞任はある意味で好機でもある。(改革に)動けない首相より、動く可能性のある首相が登場すれば、経済政策の膠着(こうちゃく)状態が打開されるのではないか。海外投資家にそういう期待もあり、見捨ててはいない

   

人口減少下で成長力を保つには生産性を高める政策が必要だ。移民受け入れや農地の売買自由化、羽田空港のハブ空港化などが挙げられる。景気対策である程度の財政出動はやむをえないかもしれないが、経済効果がないと意味がない。消費税増税はいずれ必要になるが、徹底した歳出削減が先決だ。総裁選の候補者はマニフェストを公開し、市場にも幅広く政策を知ってもらうべきだ。

   

ただ、ねじれ国会では限界がある。増税や財政出動を容認する「大きな政府」か、規制緩和を進める「小さな政府」かなどを軸に政界再編が進めば、日本の政策はより透明性が高まり、機動的に進む。海外投資家の投資意欲も改善するのではないか

赤い字またその太字は引用者

モルガン・スタンレーと言えば、新神戸オリエンタルホテルを100億円くらいに買いたたいて所有している証券会社。当時、中央市民病院が移転・新築するくらいなら、あの超高層を買えばいいのになんて思ったものでした。もともと市民病院があった場所を売り飛ばしてホテルになったのだから。もちろん超高層でワンフロアーがあんなに狭い建物は病院には全く不適切ですが・・・。

きのうからの報道では、アメリカの証券会社はすべて消えたとか。第1位と第2位を政府が抱え、モルガン・スタンレーの筆頭株主は三菱東京UFJ銀行とか。3位以下は吸収合併されたとか。

上に引用したフェルドマン氏はブッシュ大統領にも「まだ見捨てられていない」って言うのでしょうね。「増税や財政出動を容認する大きな政府」的ブッシュ政権(と言ってもあと3か月ですが)ほど、不透明な政権はありません。自国では中古住宅を(不良債権買い取り=不良債務を保証)高価に買い上げ、国債がどんどん劣化するのを放置する政権です。

このページの頭へ

トップページ


2008年9月22日(月)の井上力
今度こそ・原和美

原和美さんの写真が公表されました。「今度こそ」という表情です。

原和美は、神戸貯金局に勤務しました。'05年の総選挙は「郵政解散選挙」とも呼ばれました。当時の小泉首相が郵政民営化を掲げた背景には、アメリカの多国籍保険資本や金融資本から日本の金融市場の開放が声高に叫ばれていたことがあります。その後の米系資本の日本市場でのシェア拡大は日本の市中銀行のキャンペーンという形を取り、あるいは直接テレビ等でのコマーシャルを通して凄まじいものでした。

AIGが一時国有化され、ブッシュ政権が不良債権を買い取る際、それは国債(購入者は日本や中国の大企業)で、と言うことのようです。モルガンスタンレーなどへも国家あげての保全策が取られていくようです。

「最大の金融機関がことごとく事実上の国営企業」って「どんな国だ。何ていう時代おくれの国だ?」このように問いただしたい。このように問いただすことのできる国会を。政権からも、その御用(誤用)学者からも、この声は聞こえてきません。

原和美さん、今度こそ。

もう一つの「今度こそ」。7月18日に生まれた新しい命に、「今度こそ経済学者に」と期待して、なんと「神頼み」風の祖父・祖母の姿です。もちろん「仲間や国を売る経済学者」でなく、経済活動を通じて人が人と取り結ぶ関係を解明し、もって世界を変革する経済学を。物心ついたら「SUDOKU(数独)」とカサンクロスでまず数字に強い子に、なんて。ほんと密かに企んでいるのです。われながら漫画チックな夢 。

吉田茂の孫が首相になるようですが、それは「天命」だと語ったァソウです。「野党に期待する国民」に勝つことが天命だと。吉田茂の期待が何であったとしても、天命は「ない」 でしょう。こちらは偉大な祖父や大久保利通らにさかのぼる血統を誇示する、まさに本当のマンガ。

このページの頭へ

トップページ


2008年9月21日(日)の井上力
原和美さんガンバレ

きのう、原和美さんが総選挙への決意表明をおこないました。場所は兵庫県民会館。

あすの『おはよう新社会党です』には次のように書きました。

<「生きさせろ」の声 若者から受け
  原和美さん 立候補を表明   >

20日、原和美さんが兵庫一区(東灘・灘・中央)で総選挙に立候補することを表明しました。
3度目の立候補ですが、辻元清美議員の社民党と連携深め政権交代の流れを加速させます。

<「ねじれ解消」賛成>

自民党の「ねじれ解消」は野党の政権への協力です。原和美は「国民の声と政治のねじれ」を解消します。後期高齢者医療制度を廃止し、医療・健保・年金の危機を打開します。

<脱・2つのハケン>

原和美は、若者の低賃金・不安定雇用の根源、労働者ハケン法を99年以前の状態に戻します。インド洋とイラク「自衛隊海外ハケンの7年」と決別します。

<ムダ削って福祉の充実>

削るのは福祉でなく道路・空港などのムダです。

米国発の経済危機についても、新社会党の見解を鮮明にする必要があります。およそ、竹中平蔵・元大臣の脳天気極まる(ほとんどの人々が売国奴と呼んでいるから、この表現は不適切かも)政策と対応が、日本経済の危機を深刻にしています。

今回の世界不況は、1929年以来の世界恐慌の入り口で今、物乞いをしている状態です。玄関を開けて何度も追い返そうとするのですが、帰って行く素振りをしてはまた戻ってくるのです。

日本のバブル崩壊は'90年、経済学者や政府・自治体がそれに気づいたのは'93年でした。予算や地方財政計画は'93年度まで「それ行けドンドン」でした。兵庫銀行が倒産したのは'95年8月でしたがその後、阪神大震災「復興」という特需でまだ見かけは上り調子。政府が深刻に受け止めたのは'97年でした。今回の「米国政府の対応が早い。さすが米国。日本では7年かかったのに」という「解説」そのものが、洞察力がないことを自ら表明しています。

サブプライムローン=証券化された住宅ローン。まともな年金も健康保険もない国で、どこかの戸建て住宅を買おうとする老夫婦にカネを貸す人はいませんが、「焦げ付いたときは売ればいい」からと貸し手を世界から募集し、世界中のカネ貸しがこれに群がった結果だそうです。もちろん、カネ貸しは、今どき自分のカネを持ちません。日本では富裕層や庶民の貯蓄や、しかし圧倒的には大企業の内部留保資金・・・株から「安全・確実・有利」な債券市場へ・・・が、これに投じられてきました。破たんの影響は1年かけて証券会社や保険会社がギブアップするという事態にいたりました。

不良債権を買い取るという方針が週末に出て、危機は回避されたそうです。恐慌が玄関口から70兆円もの約束を取り付けて、一度帰る振りをしていますが、また戻ってきて押し売りならぬ物乞いをしそうだと言います。それに財源は国債で、日本円にして70兆円。働き者の国々が国債を押しつけられます。竹中平蔵さんは、いまどんなことを思っているのでしょう。

このページの頭へ

トップページ


2008年9月19日(金)の井上力
「使い勝手のいい労働者」法に?

あらためて言えば、この危機はひとり自民党の危機でもなければ、日本政府だけの危機でもないこと。新自由主義が新たな秩序をつくることができず(新自由主義はもともと「秩序」とは縁遠い、言わば資本の側の「永続革命論」だった)、10年前に日本が経験した「取り付け騒ぎのない恐慌」では終わりそうにないこと。従って1919年や1929年の危機に匹敵する危機が迫っていること。新社会党綱領を読み直しましょう。

と、ある文書に書いたのは先週の木曜日でした。資本主義が「不安定期」、日本列島では地震が活動期、周りの人々のテンションは「ハイ」の時期。

*** * ***

労働者派遣法改正問題を審議している労政審・部会の様子を、派遣労働ネットワークが、伝えています。18日の部会の「議事録」が19日朝(もっと早かったのかも知れません)にはアップされています。感謝。

法律改正作業は、いつの間にか、日雇い派遣は「原則禁止」どころか「使い勝手がいい」「ニーズがある」「なぜ禁止しなければいけないのか」と、言いたい放題です。「使い勝手のいい労働者」法にしようという声・声。選挙と国会で押し戻す以外に手だてはなくなりました。

きわめて大まかにこの問題を振り返ってみます。自分の不始末を自分で片付けることのできない日本経団連。なお、ずっと略称を使っていますが、労働者派遣法の正式名称は「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」ですし、労政審・部会は「労働政策審議会職業安定分科会労働力需給制度部会」です。

'63年 リクルート創業
'85年 労働者派遣法
'87年 国鉄分割民営化/連合発足
'89年 総評解散
'90年 鉄鋼・造船不況から「もっぱら派遣」
'95年2月 グッドウィル創業
  インターネット「元年」/ケータイ普及
'97年 グッドウィルがコムスンを系列下に
  金融再編・「就職氷河期」
'99年 労働者派遣法大改悪
  以降、凄まじい勢いで派遣会社が誕生
  周辺事態法・国旗国歌法・憲法調査会(国会法)・・・
'00年 介護保険法施行/ITバブル崩壊
'01年 フルキャストが上場
'01年4月 小泉政権
'04年1月 折口雅博が日本経団連理事
'04年3月 労働者派遣法改悪 全面規制緩和
('07年3月から製造業3年)
  〃 グッドウィルが東証一部上場
'04年4月 労働行政の大改悪(労働部廃止 労働局)
'06年 ホリエモン事件・村上ファンド事件
'06年10月 グッドウィルがクリスタルを乗っ取り
  違法派遣・偽装請負など是正指導・訴訟多発
'06年12月 コムスン不正請求事件(翌年6月全国化)
'07年6月 折口雅博が日本経団連理事を退任
'08年7月 厚労相・与党(自公)「日雇い派遣は原則禁止」
'08年7月 「在り方研」報告
'08年9月 労政審・部会(24日に報告書の予定)
   

このページの頭へ

トップページ


2008年9月13日(土)の井上力
賞味期間32日の内閣

『読売』が報じたのは、10月3日に解散し14日公示、26日に投開票という凄まじいものです。前回('05年9.11「郵政解散選挙」)が8月8日解散、30日公示、9月11日投開票でしたから、11日間も選管の準備期間が短いのです。もっとも期日前投票の制度ができるまでは、これが平均的な準備期間のようですが。・・・15日に追加。

公示までに必要な準備期間を確保する必要から、11月9日を軸に検討していた。
 しかし、ここにきて、次期総裁(首相)に有力視される麻生氏およびその周辺で「政権誕生で得た支持の目減りを極力抑えるには、できるだけ早い投開票日が望ましい」として、10月26日案が急浮上した。(『読売』)

「公示までに必要な準備期間を確保する必要」は、どこに消えたのでしょうか。総務省や中央選挙管理員会の見解が載っていませんし、週明けまで3連休の間に「26日総選挙」は一人歩きを始めるのでしょうか。

そもそも「26日」という日を自民党は、とても縁起のいい日と考えているフシがあります。小泉内閣発足('01年4月)、安倍内閣発足('06年9月)、福田内閣発足('07年9月)など。日本が国連国際原子力機関に加入した日が'56年10月26日で、原子力の日は、'63年10月26日に、東海村の原子炉で発電に成功したから。'86年4月26日はチェルノブイリの大事故、'91年4月26日は湾岸戦争後、掃海艇が出航した日。26日が誕生日の人には「どうして私の誕生日に?」とお思いでしょうが(私の身近に一人います)・・・。

「必要な準備期間」とは、各地の選管が急げば可能になる準備なのでしょうか。期日前投票が10月4日(公示日の翌日)から始まるのですが、それまでに選挙公報が完成しなければなりません。立候補予定者は、解散の日に公報の原稿を選管に届け、その後、選管が立候補予定者に案内状を送って説明会を開き、解散の日に職権で発注した七つ道具が10日後にはすべて揃う・・・。解散の日に選挙管理委員会を招集して3日後に委員会を開き、決まったものから順に入札して業者を決め、全国津津浦々に公営掲示板が設置される・・・。これだけ窮屈な日程ですから随意契約でしょうね、すべてが。全部○○セメントが絡んでいたりして。少し思いつくだけで提訴し勝訴できそうなことばかりです。少しカネが要りますが、立候補予定者説明会に行かなかった候補者が7〜8人立候補すれば、選挙自体が成り立たなくなります。「立候補者に準備期間を与えなかった」選管は、裁判で連敗し、選挙やり直しとなりそうです。

「支持の目減りを抑えるため」だそうです。総裁選投票日を頂点に、毎日、支持率が下がっていくという政党は、それ自体がマンガです。

「私の賞味期間は32日間(9月24日〜10月26日)」自分で言うかねえ?それとも3を8に書き換えて店に並べますか?どうせ偽装ばかりなんだし?

このページの頭へ

トップページ


2008年9月12日(金)の井上力
チェンジって終わりを意味している

「伊丹空港廃港案に、神戸空港を造って持てあましている神戸市が賛成するだろう」と、橋下知事は考えたのでしょう。関空の村山社長と橋下知事が神戸へやってきて、神戸市長を交えた三者の会談がきのう行われました(『神戸』)。「金持ちケンカせず」と言いますが、いまどきの自治体の場合は「伊丹ぬきに神戸空港は考えられない」と優等生。いまどきの社長の場合も「伊丹ぬきに関空も考えられない」と優等生。優等生を演じた人が「学力テストでは大阪にも優等生たくさんいますやん」と言ったかどうか?

一般論として黒字会社が1つ(伊丹)と赤字会社が2つあれば、まず黒字会社をつぶそうという橋下提案は、却下されます。しかし黒字会社の経営者は国なのです、民尊官卑の時流でもあり。のどから手が出るほどおいしい話でも、手も口も出せない市長や社長もいたということです。三空港の一体運用、つまり1つの黒字会社と2つの赤い字会社の足し算(合併)は、赤字だという計算ができない人たちばかりの集まりでした。平成の自治体大合併の結論を見れば明らかです。弱い2本の矢は強い1本の矢を添えても折れる(共倒れ)ことを心配した方が良さそうです。いやすでに折れている2本の矢を取り繕うには遅すぎるのです。

*** * ***

'03年3月20日に始まったイラク戦争への自衛隊の関わりに、ピリオドが打たれるそうです。すでに共同通信が今年7月30日から報じていました。地方新聞の多くがその記事を載せ、相当の地方紙が社説でこれを論評しました。きのう町村官房長官が言明し、7月末に「政府・与党が年内に撤収する方針を固めた」ことが、ようやく表に出ました。わが『なだ・平和のための木曜行動』7月31日(第303号)では、次のように訴えていました。

'02年秋には、「イラクは大量破壊兵器を持っている」「イラク制裁」という常軌を逸したキャンペーンが地方議会にも及び、それはブッシュドクトリン「悪の枢軸」の世界(たとえば遠い神戸市会)への拡散でした。地方議会は意見書を決議しました。(神戸市会は'02年12月20日)

私たちは'01年11月から「木曜行動」を始めており、自衛戦争として始まったアフガニスタンへの侵攻の本当の標的はイラクという視点で、「武力で平和はつくれない」とうったえていました。

感慨深いものがありますが、手放しで喜べないようです。アフガニスタンへの増派をブッシュ大統領は表明しており、大統領選挙の両候補はそれぞれ「私が訴えたとおりだ」と。つまりCHANGEは、「イラクからアフガニスタンへ標的をチェンジしよう」ということのようです。そう言えば野球で「スリーアウト・チェンジ」って、子どもの頃「終わり」の意味だと私は思っていました。民主党の終わりを意味するのかも知れません。

日本では、結果がはっきりしている、つまりどちらが勝っても戦争継続という大統領選挙の直後に、総選挙がおこなわれます。

イラクから自衛隊は撤退すべきだという地方議会の意見書案を否決してきた地方議会は、つじつま合わせさえできないことになってしまいました。また久しぶりに次のフレーズを聞けそうです。「外交・防衛は国の専管事項」

このページの頭へ

トップページ


2008年9月4日(木)の井上力
ウィザードはいない

派遣労働ネットワーク(中野麻美理事長)の「意見」に、私の周りでは大きな関心が集まっています。『労働ダンピング』の学習会(津野公男講師)が始まったのは8月25日でした。若い仲間が集まって「原材料が剰余を生み出す」?魔法の資本主義・・・これは「長島巨人軍」に勝るとも劣らぬ永久不滅の社会体制です。グッドウィル・グループ(ラディア?)の姿に象徴されるように、実在しえないことのみが欠点ですが・・・の実像を暴こうという試みです。「労働力を原材料のように無口にさせる術を教えよ」とウィザード(魔法使い)を呼び出せるはずがありません。

8月28日に同ネットワークは厚生労働大臣宛に「今後の・・・在り方研究会報告に対する意見」をネット上に公表しました。

そして8月末から9月初めの数日は、色んな出来事が次々起こりました。ペシャワール会の伊藤和也さんの死(28日)と、「ペシャワール会さえ狙われたらアフガンで安全な日本人はいない」という多くの見解。福田首相の政権放棄(2日)。

国の形が変わるほどの不安定雇用と社会保障の崩壊、そして外交・自衛隊。私たちの打ち出す未来像は明らかです。

このページの頭へ

トップページ


2008年9月1日(月)の井上力
労働者派遣法抜本改正を

9月。防災の日。関東大震災から85年。お天気は久しぶりにかんかん照りです。今年はツクツクボーシの鳴き声をわずかしか聞かず、蝉と言えば熊蝉でした。熊と言えば待望の王子動物園のパンダが名もつかないうちに亡くなりました。新生児死亡・乳児死亡を無視し、戦争を無視すると、実は日本人の寿命は桁外れに長くなってはいないと言います。「少子高齢化」「長寿」・・・だから後期高齢者医療制度だと短絡しきり。

パンダの平均寿命は新生児死亡率をどう計算しているのでしょうか。「我が輩はパンダである。名前はまだない」と、王子動物園に設けられた記帳所で、語っているか。

さて、けさの『おはよう新社会党です』は、労働者派遣法の改正問題。先週アップされた厚労省の「派遣労働者の労災。3年で9倍」をグラフにしました。

このページの頭へ

トップページ

私たちが普段「野球」と言って楽しんでいる軟式野球の歴史を解明すると、この秘密が解けるのかも知れません。軟式野球は危険の少ない、日本で誕生したスポーツです。東神ゴムという神戸の会社がボールを開発し、世界に普及した庶民の野球です。

あるとき突然、国際標準にもどって使われるときもあります。「1ボール・ナッシング」(このときは英語?)と言い、日本型の「ナッシング1ボール」とは言いません。大変な勘違いが起きそうですが、それでも4つめのアウトを取りに行きかけた先日のオリンピックのような混乱は起きません。スコアボードがない草野球でも、だれも勘違いしないほど、野球は普及しています。

あすの「おはよう川柳」も、オリンピック関連にしました。川柳なのにしつこく付ける「解説」は以下のとおり。

柔道・野球に新ルール。相撲の決まり手は大麻所持。「ロンドンは北京ほどにカネ使わぬ」に、アヘン戦争からの170年思う。ソフトボールの金さわやか。水陸でメダルのリレーに鍛錬と絶妙の呼吸。一方にバトン落とした強豪チーム。政権にバトンパスの心得なし。安倍晋三がバトンパスを円盤投げと勘違いして11か月。

このページの頭へ

トップページ