2009年2月の井上力

このページにお探しものがないときはここをクリックしてください 。

日付

見出し

2月27日(金) 切るクビの数を調整?
2月24日(火) 孫への期待
2月16日(月) きょうは?
2月7日(土) 神戸空港と岩国
2月3日(火) 制服代削ってジェット機を買えるか
2月2日(月) 首切り計画ストップを
   

2009年2月27日(金)の井上力
切るクビの数を調整?

週末になると来週の『おはよう新社会党です』と『なだ・平和のための木曜行動』でのうったえをどうしようかと考え始めます。・・・と言っても「原和美を囲む会」の準備や、その他の問題もあり・・・川柳も考え(考えてあの程度かとみんな言う)なければなりませんし、断酒会はどこにあるのか(箕面の断酒会を教えてくださったのはますだ京子市議)、派遣会社の受け取る雇用調整助成金は解雇準備金ではないか、信号が見えにくい、バリアフリー化の工事でなぜ段差がきつくなったのか、保育所はなぜ入りにくいのか、など問題は山積ですが・・・。

『おはよう新社会党です』について言えば、神戸空港の乗降客数減少をグラフ

グラフもジャストシステムです

「いまどきの神戸空港」には12月までを載せています

で載せており、「原和美は、こうする」というコーナーもあり、非正規雇用の解雇が11月末3万人と発表されて以来、8.5万人(12月末)、124,802人(1月末)、ついに2月末は157,806人と、きょう発表されたこと、年金積立金運用が過去最悪でわずか3か月の間に5.7兆円も運用損をだしたこと、など、狭いスペースが固定欄でどんどん狭くなってきたのです。

「原和美/くらしと平和を語る」(22)は、以下のとおりです。

原和美/くらしと平和を語る(22)

原和美が実践したワーク・ライフ・バランス


――「子育て支援」も、「選べる保育所」も、実際は働く女性を困らせ続けていますよね。

原 和美 私は、企業が若い女性を雇用したいのなら、育児しながら働くことができるように、企業が応分の負担をすることや、ワーク・ライフ・バランスですよね。私たちが若い頃やった保育所づくりって、いま、カタカナになって・・・。

――ホントそうですよね。

原 和美 認可外保育園、認定保育園、認可保育所、公立、私立、いろいろつくって「さあ選べ」って言われてもね。

――介護が典型的ですけど、「選べる介護」「儲かる介護」なんて言って、実は介護をする側もされる側も不満だらけですよね。

原 和美 保育が同じ道を歩まないようにしないとね。根幹にあるのは、子どもは未来を背負っていく、間違いなく将来労働者になるんだから、企業にとってこそ重大なことですよ。

――なるほど。

原 和美 私、自身が子どものとき、私が子育てをしたとき、それをよく考えるんです。いまの季節、雪国でしたから、履いていた長靴を脱いで運動靴で歩くことの楽しかったこと、軽やかだったこと・・・。
 

このページの頭へ

トップページ


2009年2月24日(火)の井上力
孫への期待

きのうは『労働ダンピング』の学習会でした。津野公男さんが忙しいなか、講師として来ていただいています。Nさんが分かりやすいレポートをしてくれました。

ある「派遣会社の正社員」・・・とても妙な表現です・・・から「ウチの会社は4月から休業者をだすことになった」という話を聞きました。ユニオンに相談するよう彼にはアドバイスをしました。

「ぼくらは『ITどかた』と自嘲的に呼んでいます」というSE(システムエンジニア)の彼は、「けさは徹夜明けで朝、家に帰ったとたんに『インフルエンザで同僚が倒れたので、午後2時に出てきてほしい』って電話が入り、今から出かけます」と昼ご飯を食べに行った飲食店で私に話していたことがあります。自営業の両親と一緒に暮らしていますので、住居の問題こそ彼には降りかかりませんが深刻です。電機・自動車大手に派遣している中小の悪どい派遣切りが報じられますが、解雇が大企業の正規で出始める前には(すでに出始めていますが)、あらゆる種類の解雇が労働者全体を襲います。

昨年12月4日、日比谷野外音楽堂で行われた集会は、日雇い派遣村へと発展し、その後も「労働者立法」で労働者派遣法の抜本改正とセーフティネットの拡充を訴え続けています。ただし、首相が「目的意識がないと就職は難しいぞ」と「正直に」語ったように、失業した若者に、政治がかける声を失っているのも事実です。

厚生労働省は、リーマンショック(9月15日)を受けて、非正規雇用の労働者を企業がどう減らそうとしているのか、申告させています。11月末から1月末までその数は3万人から124,802人まで急増しました。「雇用の流動化」という呪文は、実は潜在的失業者・相対的過剰人口・失業者予備軍、そして失業者が限りなく増え続ける今の局面でも唱えられ続けています。「勝ち残る」か「負けて辞める」か、一瞬のうちにではなく、「緩やかに解雇」し、または「景気回復を祈る時間」を確保する手だてを政治は発明しました。「祈ってばかりはいられない」と言うのは多国籍大企業で、古い工場を廃棄して新鋭の、より生産効率のよい工場にシフトしています。特別損失を計上して膨大な赤字を計上し、もう視線は「ポスト不況」を見ています。団塊世代の大量退職を補う施策も、競争のなかにあります。

昨年12月12日、厚生労働省は雇用調整助成金と中小企業緊急雇用安定助成金を12月1日に遡って要件を緩和しました。「対前年または前の3か月間と比べ、3か月間の平均生産量が5%減少」という条件です。中小企業では、減少幅を問わないかわり前年度赤字なら、と、さらに緩やかです。新会社法ならではの四半期決算を要件として、内部留保の大きさや数か月前までの為替差益はいっさい問わないというのです。

悲観的な表現になりましたが、私たちが注目すべきは、「労使間の協定」が必要だとしている点です。「代わるもの」ではなく労働組合そのものが協定を交わすこと、そのために労働者が討議しなければなりません。生産の担い手は、会社の収入の根源は、この社会のあらゆる冨の源泉は、労働者であることを経営は認めます。ここに注目しなければならないほど、組織率は低下し、団結がなくなっているのが現代です。当然ですが労働者の(「生き残り」)競争によって不況が克服されるものではないこと、逆に、労働者の団結権が復権することを期待できます。

冒頭に紹介した若者の職場には「労使協調」「生産性向上」を目的とした労働組合が存在します。毎月何千円もの組合費を払ってきたのに、より少人数で同量以上の生産を行うこと=「生産性向上」という等式を成立させるための組織が労働組合だった!休業=生産性向上!もっと言えば競争で負けた労働者を職場から排除することをめざす組織が労働組合だった!という訳にはいかないでしょう。過剰消費と過剰生産が原因だったのですから、生産調整は避けることができません。本当にコンプライアンスと言うなら、雇用対策法など古い法律も遵守すべきです。

新自由主義の破たんです。1980年代から進められてきた労働法制の規制緩和、レーガン・サッチャー・中曽根の民活・規制緩和一辺倒の社会再編を、ブッシュ・ブレア・小泉=竹中が総仕上げした資本主義に、他ならぬ経済が悲鳴を上げました。

*** * ***

いよいよ孫を経済学者にするための準備に取りかかろうと思います。手始めは数独か?カサンクロスか?・・・祖父の脳天気な夢か?まだ7か月ですから無理なので、まず私が勉強でしょうな。

*** * ***

原和美/くらしと平和を語る(21)

巨悪・・・賃金より税金より裏金


――そうです。Iさん、私も久しぶりだったのですが、立ち寄っていただいて。

原さんの若い頃のお話しをたくさん・・・。

原 和美 若い頃の話って、今も若いってIさん、おっしゃってませんでした?

――もちろん、それは大前提で・・・。原さんが20代のときの、理不尽なことには黙っていなかった、って。職場の先輩や後輩といっしょに次々、新しい運動を起こして職場を変えたって。

原 和美 ほんと、いい先輩や仲間に恵まれていましたから。

――「時代が違うんだ」っていう若い人からの反発みたいなもの、感じます?

原 和美 ひと世代違いますからね。女性が働き続けることを当然と考える人は増えました。一方で女性も長時間労働、深夜まで働くのが当たり前のようになりました。「少子化対策」っていう言葉も、若い女性たちから見ればイヤですよね。若い二人があわせて30万円とか、片方が職探し中とか、そもそも結婚できないし、出産なんてっていう若い人の気持ちを、政治は逆なでしています。

――なるほど。

原 和美 みんな本当はとても怒っています。
 

このページの頭へ

トップページ


2009年2月16日(月)の井上力
きょうは?

けさの『おはよう新社会党です』には、この日の大きな予定を並べてみました。

・クリントン来日
・10-12月GDP速報値
・新補正予算10兆円?
・神戸空港3年
・国鉄民営化解雇22年
・かんぽの宿 なお激震

*** * ***

先週アップすべきだった「原和美/くらしと平和を語る」(20)は、以下のとおりです。

原和美/くらしと平和を語る(20)

巨悪・・・賃金より税金より裏金


――貯め込んだ内部留保ばかりか、裏金とか違法献金とかは、クビ切り、派遣切りで名前のあがった会社ばかりですね。

原 和美 若い派遣の仲間1人、契約打ち切りで解雇してせいぜい何十万円でしょう。裏金は何億円、内部留保は何兆円。キャノンは日本経団連の会長を出している企業ですよね。

――12月1日に麻生首相が「雇用問題をよろしく」って頼んだ茶番劇の舞台裏が全部見えちゃいましたね。

原 和美 むしろ派遣労働や非正社員への代替によって、裏金や内部留保が積み上げられて・・・。若い仲間の、低いあなたの月給が、企業の収益を増やし新しい工場を造り、投資に廻しても配当しても、まだ余り、それでも税金として払ったら弱者に廻る、それはイヤだ、って裏金なんですね、税務署には「経費だから非課税です」って。

――なるほど。根っから所得再配分を否定し、拒否している訳ですね。巨悪許すまじ。先日、原さんの結婚披露宴で仲人役をしたっていう方が「若いときから悪い人、悪いことを許せない、とにかく正義感の人(娘)だった」って。

原 和美 え〜っIさん?
 

このページの頭へ

トップページ


2009年2月7日(土)の井上力
神戸空港と岩国

岩国に住むある方(Tさん)から、お手紙をいただきました。岩国では空母艦載機の移駐計画とセットで「アメとして」民間空港としての利用が可能になるように、県と市が空港整備計画(民空再開)をすすめていると。井原勝介・前市長とともに、岩国が米国外最大の海兵隊基地になることに反対する人々(岩国市を守る市民の会(風))の苦闘が、伝わってきます。

愛宕山(土砂というより岩石をベルトコンベアーで運んで米軍基地を造成)を米軍住宅にすることや、軍民共用空港化で艦載機の受け入れを円滑にしようという、いわば岩国市を米海兵隊に売却する計画とでも言うべきものです。

Tさんが、「いまどきの神戸空港」をご覧になって、「民間空港」の問題点を指摘している私に、神戸空港の経緯や現状、とりわけ航空会社や地元財界の動向などをお聞きになったのです。

ちょうど神戸空港3周年で、現状と問題点をマスコミも報道量を増やしています。4月から22便に減り、同時に建設費(埋め立て)2,000億円の返済が始まるということが、ようやく報道されています。

当初、「全国7都市(新千歳・仙台・新潟・羽田・熊本・鹿児島・那覇)と結ぶ」として、JAL10便、ANA10便、SKY7便でスタートしましたが、4月からは新千歳・羽田・熊本・那覇・石垣の22便になります。1月の利用者数が公表されましたが、対前年割れは11か月連続となりました。

「21世紀神戸空港活用促進協議会」の「2006神戸空港利用宣言」にもかかわらず、です。航空会社、その資本に滑走路(と滑走路を乗せている人工島)を買い取らせる以外に、この空港の成功はあり得ません。一般に私は民営化論者ではありませんが、市民の反対を押し切って、空港を神戸市に造らせた「民間資本」が、債務を処理すべきではないでしょうか。関空のように「国に買ってもらう」根拠は、神戸空港には成り立たないのです。そもそも岩国より神戸の方が他の交通機関には、はるかに恵まれており、岩国より国営空港までの距離は、はるかに短いのです。

岩国で「民空」が成り立つのか、米軍再編成と基地の弊害という問題から離れても、大いに関心がわきます。SACO合意で約束した補助金を反古にした防衛省が、もう一度岩国市民を欺くことは容易に想像できます。「滑走路を限られた時間、米軍の演習の合間に使うことを許可しただけで、羽田便が確保できるかどうかは航空会社の経営問題」と言い出すのではないでしょうか。

*** * ***

遅くなりましたが、『木曜行動』ビラの「原和美/くらしと平和を語る」は、以下のとおりです。

原和美/くらしと平和を語る(19)

解雇することが正義だと思いこむ経営者


――内部留保はそれぞれの企業が投資計画を持っているのだから、麻生首相はしきりに「それをどうこうしろと言えない」って言いますね。

原 和美 電機、自動車の主要16社で33兆円という数字、あるいは大企業430社で228兆円、これは法定の積立金などを除いた数字です。課税したり福祉団体への寄付に誘導するのが政府の役割です。そうすれば、「なかで使う」つまり首切りをしないか、それとも税金を払う、あるいは寄付するかは、それぞれの企業の選択になりますね。

――なるほど。倒産すれば株主から訴えられるとも言ってますね。

原 和美 解雇することが正義だと思いこむ風潮って怖いですね。電機・自動車の赤字決算も、売り上げの減少が原因の第一ですが、加えてそれ以上に、新鋭工場に集約して古い方での生産をやめ、特別損失を計上したからでしょう?

――解雇は正義じゃない、悪だ、これを言えるのは政治ですよね。

原 和美 今はあんな国会と政府ですから。労働局へ実情を訴えなくては。私や新社会党をどんどん使ってください。そして私を国会へ送ってください。
 

このページの頭へ

トップページ


2009年2月3日(火)の井上力
制服代削ってジェット機を買えるか

神戸空港ターミナルに入って目を惹くのはスカイマーク(西久保慎一社長)のカウンターで、JALでもANAでもありません。神戸空港に最初に乗り入れを表明した会社の面目躍如というところでしょうか。

スカイマークの動向が毎日のように報道されます。『神戸新聞』がけさ報じたのは、4月から制服をなくし、機長もアテンダントもウインドブレーカー姿、下は私服で、というものです。選挙のどこかの陣営でもあるまいし・・・、「いっそパーカーにすれば」などと考えながら読み進みました。「空港内の更衣室も不要になり、賃料負担が軽減できるという。神戸空港ターミナルで借りているスペースも、現状の四割程度に縮小する」

この会社は昨年、機長2人がやめて大量欠航を出した航空会社です。神戸空港の利用者数が激減した大事件でした。「いったい一人何時間(月あたり)乗っているの?」「上限100時間のところ200時間を超える」と『日刊ゲンダイ』が書いたのでした。

機長も客室乗務員も、更衣室がなくなれば、出退勤時の私服で仕事をすることになります。仕事で私服が汚れたときは、どうするのでしょう。何よりも更衣室の賃料も払えない、パイロットや客室乗務員の制服もつくれない会社に、乗客はいのちを委ねなければならないのです。

16日で開港3年の神戸空港は搭乗者数が激減して、4月から一日22便(枠は30便、3年前の開港のとき27便)となります。スカイマークが神戸の便を大幅に増やす中期計画を発表したとも報じられているのですが・・・。制服代と更衣室の賃料を削ってジェット機を10機から20機へ増やすのだそうです。「いまどきの神戸空港」を更新しました。

*** * ***

きょうは節分。私が高校時代まで過ごした三重県津市には、節分の日に特異な形をした「せんべい」を買って食べる習慣(行事)があります。クリスマスのケーキやバレンタインデーのチョコレートより昔からあり、当時は、全国どこへ行っても同じ習慣だろうと思いこんでいました。「福引き煎餅」といいます。私の記憶では何十もの店が出たのですが、いまネットでは『阿漕平治』の平治煎餅だけです。

40年間も忘れていたものをふと思い出したのも、丸かぶりする巻きずしを、いただいたからです。2月は消費不況の月、年末年始の過剰消費の翌月で、おまけに28日間、月給は割高?ですが・・・日給月給や日雇い派遣、時間給労働は別として・・・売り上げは減少する月です。沿革はともかくとして、年中行事になる原因は明白です。

このページの頭へ

トップページ


2009年2月2日(月)の井上力
首切り計画ストップを

厚生労働省が月末に発表した非正規雇用で、昨年10月から今年3月末までに解雇・雇い止め等にする各社の計画、つまりクビ切り計画をけさの『おはよう』に載せました。

兵庫労働局の調査では兵庫県では2,738人、「再就職あり」の全国比率が9割ということから判断して、すでに2,400人を超える人が再就職先をさがしている状態です。兵庫県と神戸市、あわせて150人の緊急雇用対策は、数あわせにさえなりません。

けさは「解雇禁止令を出せ」とうったえました。

クビ切り計画<厚労省の調査途上>(単位:人)

派遣

 

68.7%

期間満了

37,989

その他(中途解除等)

42,716

不明

5,038

小計

85,743

契約(期間工等)

 

18.6%

期間満了

18,924

解雇等

3,985

不明

338

小計

23,247

請負

 

8.4%

期間満了

2,752

その他(中途解除等)

5,565

不明

2,139

小計

10,456

その他

 

4.3%

期間満了

1,831

その他(解雇等)

3,112

不明

413

小計

5,356

期間満了等の計

 

61,496

解雇等の計

 

55,378

不明の計

 

7,928

総計

 

124,802

このページの頭へ

トップページ