2012年5月の井上力

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5月31日(木) 再稼働やめんかい!
5月24日(木) 六甲アイランド南の経過
5月21日(月) 『琉球新報』が伝える日食
5月20日(日) 闘病観察・28
5月15日(火) がれき広域処理「基準神話」
5月9日(水) 金環食と早朝行動について
5月8日(火) 5月3日は憲法施行65年でした
5月7日(月) フランソワ・オランドさん大統領に
   

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2012年5月31日(木)の井上力
再稼働やめんかい!

田中英雄さんがマイクロバスを準備してくださって、きのう福井県庁へ行ってきました。大飯原発再稼働反対を 知事に伝えて、と。「原子力行政を問い直す宗教者の会」の申し入れに、「神戸は地元や!市民会議」「さよなら原発神戸アクション」が「便乗」したような形になりました。

http://www.ustream.tv/channel/福井県庁前20120530#utm_campaign=t.co&utm_source=11221100&utm_medium=social

あとの交流会も含め、百人ちかく集まられた方々の思いを聞かせていただきました。中嶌哲演さん、田中徳雲さん、そしてはじめから40分あたりに田中英雄さんが、静かに鋭く。

 
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昨日、関西広域連合は伯耆町(鳥取県)で声明を出し、政府は関係閣僚会議で「野田首相が再稼働判断」を確認したといいます。帰りのバスのなかでネットから「きょうの閣僚会議で再稼働へ」という情報が流れ、田中英雄さんは「バスは、このまま首相官邸へ」と 今にも言い出しそうでした。

あらためて「神戸も兵庫も地元」。琵琶湖の代替水源=もう一つ琵琶湖を掘る奇想天外を考えず「再稼働やめんかい!」

↑ フクシマから・田中徳雲さん
↑ 右から中嶌哲演さん・田中英雄さん
↑ 撮ってくれたのは小田豊さん

↑ 交流集会会場前で<だるま森さん夫妻+田中英雄さん>のパフォーマンス

↑ 交流集会で中嶌哲演さん

けさのビラづくりは大部分が昨晩、福井から帰ってからとなり、ちょっと大変でした。

東電フクシマ原発 この1週間

470号/5月31日

4月1日に発足させる予定だった新規制庁法案が29日、審議入り。保安院も安全委員会も「旧法に基づく」「ゾンビ」状態
27日のNHKで前原・政調会長が大飯原発再稼働は「そろそろタイムリミット」
30日、関西広域連合は細野大臣迎え鳥取県伯耆町で会議。大飯原発再稼働について事実上容認「声明」。政府は4閣僚会議を同夜開き、野田首相がおおい町と福井県の同意を受け「私の責任で判断」
26日、4号機建屋が初めて公開された。記者4人らとともに4号機建屋に入った細野大臣は「あれほど過酷なものか」とも「建屋の水平性、プール底部の補強状況を確認できた」とも。屋根も吹き飛んでいる5階線量は100〜300マイクロシーベルト/h

東京電力は壊れた原発から大気に放出された放射性物質の量を昨年3月だけで90万テラベクレルとする試算結果を発表(24日)。保安院は48万、安全委は57万

日立が原発輸出を進めるリトアニア(旧ソ連のいわゆるバルト3国)で通信社が世論調査、「支持しない」65%、理由は「国の借金が増える」80.6%、「原発は安全でない」62.9%(共同通信25日)
警戒区域の福島県浪江町で、27日一時帰宅していた男性が自殺(28日)
国会事故調、枝野経産大臣(27日)、菅前首相(28日)招致。日暮れて道遠し
原子力委員会(内閣府)が特定の委員をムラ八分にし「勉強会」、委員長も出席。原子力新大綱策定会議(29日)は「流会」
総合資源エネルギー調査会(経産省)は2030年に原発が残る前提の報告書(28日)。「35%依存」外したと自慢顔
日本弁護士連合会は25日、大分市で開いた総会で「原発再稼働許さない」宣言
   

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2012年5月24日(木)の井上力
六甲アイランド南の経過

がれきの広域処理問題で学生センター(食糧環境セミナー)主催の学習会がきのう行われました。ずっと連続して原発事故に関連するテーマが続いています。きのうの講師は末田一秀http://homepage3.nifty.com/ksueda/さん。

『はんげんぱつ新聞』http://www.hangenpatsu.net/を西尾漠さん(編集長)らとともに編集に携わってこられました。400号記念の縮刷版300号台のスタートは東電の原発がゼロになった、あの事故隠しを糾弾する大運動のさなかのことが書かれています。

「みんなの力でがれき処理/災害廃棄物の広域処理」データが21日に書き換えられ、もとのデータが分からなくなり問い合わせました。見直し前・後のデータはここhttp://kouikishori.env.go.jp/news/pdf/20120521a_3.pdfにありました。

そして六甲アイランド南。

阪神大震災から13日。まだ1戸たりとも仮設住宅もない大混乱の時期、1月30日。六甲アイランド南は、横浜山下公園の先例に倣ってがれきを埋め立て、333ヘクタールの大水深バースをつくることが決定されました。神戸空港が272ヘクタールですから巨大です。「333」は、明石海峡大橋が東京タワーより高くてはいけないからと高さを制限されたことへの意趣返しだったかどうか。

みんな避難所にいました。大火と横倒しになった高速道路、来る日も来る日も救援物資で飢えを凌ぐ被災地(と言っても1月17日正午には区役所に炊き出しのおにぎりが山のようにありました)に、このことばは流行っていませんでしたが、「寄り添う」善意と悪意に満ちた埋め立て計画でした。2月17日中央港湾審議会。その1か月後には20ヘクタールの再開発と負けず劣らず広い範囲の区画整理が決定されました。

この埋め立ては、もう一つの埋め立て、神戸空港島を承認することと引き換えに、浚渫土砂と関西一円の焼却灰、可燃ゴミと下水汚泥の焼却灰を投棄して埋め立てることになります。大阪湾の持続不可能性を極限まで高める愚挙でした。経過は次のとおりです。併行して神戸空港は飛行場設置許可('97年2月)、市長選挙('97年10月)、住民投票直接請求('98年10月、35万筆の署名運動は8月)、埋め立て免許('99年6月)、着工('99年9月)・・・と進んでいきます。

  かねてから六甲アイランドに続く人工島構想がぶちあげられていた
'95年1月17日 午前5時46分兵庫県南部地震・阪神大震災
'95年1月30日 神戸港港湾審議会が港湾計画変更を決定(委員はヘリコプターで会場へ)
'95年2月17日 中央港湾審議会第152回計画部会で神戸港港湾計画変更を決定
'96年8月 閣議決定。法律はなく要綱に基づき環境影響評価
'96年 広域臨海環境整備法で「大阪湾圏域広域処理場整備基本計画」
'97年2月13日 公有水面埋め立て免許を神戸市長が神戸港港湾管理者の長に出願
埠頭・港湾施設・処分場の333ヘクタール
'97年6月9日 環境影響評価法成立(13日公布)   6月1日に追記
   12月 一部事業着手
'98年11月 兵庫建設事務所完成/浚渫土砂の受け入れ開始
  写真:神戸基地
'01年市長選 大水深バースはつくっても借り手がないことが明らかになり「凍結」表明
88ヘクタールの処分場
'01年12月 近畿2府4県177市町村(当時)の廃棄物受け入れ開始

あとは後日。

*** * ***

けさの『木曜行動』に書いた「東電フクシマ原発この1週間」は以下のとおりです。

東電フクシマ原発 この1週間

469号/5月24日

大飯原発の再稼働問題は、野田首相の「政治判断」へ緊張。信用失墜した国の原子力安全委員会でなく福井県原子力安全専門委員会が「論点整理」開始(21日)。おおい町長は「月内に結論だすのはむずかしい」(22日)。橋下・大阪市長は「時限再稼働を」(関西広域連合19日)
当時すでに壊れていた福島第一原発へ配下の組員を昨年5〜7月、労働者派遣。福島県警は、労働者派遣法違反(建設業への派遣)で広域指定暴力団幹部を22日逮捕。少なくとも08年から
「全体の2割を広域処理」から始まった被災地のがれきのうち、宮城県で当初343万トンとしていた広域処理量が三分の一近くに減ったと共同通信が19日、配信
西日本では初めて、がれきを受け入れて試験焼却の北九州で、22日市民ががれき搬入に抗議。開始は8時間遅れ

1号機の格納容器内の水位は40センチと原子力安全基盤機構(JNES)が解析。配管に穴と『東京新聞』22日。東電は1.8メートルまで水があるとしている

福島県郡山市内の養豚農家から出荷された豚肉の放射能測定結果について同市は21日「出荷され、と畜処理された食肉から、食品衛生法の基準値を超える放射性セシウムが検出」「流通の差し止めと廃棄を指示」。最大107.2ベクレル/kg
国会事故調が関係者聴取。「スマトラ沖津波後、保安院と電力会社で勉強会、会長知らず」など(14日)。17日、同調査委委員会は「現時点での論点整理(第1回」を公表。任意提出されなかった資料について法に基づく提出要求
19日さようなら原発1000万人アクション県実行委が集会とデモ
   

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2012年5月21日(月)の井上力
『琉球新報』が伝える日食

金環食は何年ぶりだったのか。何百年ぶりとか大げさなのは「東京で見ることができた」「8,000万人が見た」からです。『琉球新報』では「1987年以来25年ぶり」と書かれています。神戸市灘区に住む私も幸い雲の切れ間から金環食を見たのですが、神戸市北区では金のリングは切れていたそうです。

「8,000万人が見た金環食」は、日本ではおそらく最初で最後だと考えなければならないのは人口減少社会を憂える学者たちです。何しろ前回は日本列島の広い範囲で金環食が「起きた」のに、せいぜい1千万人ほどしか「人」はいなかったし、人口減少がこのまま続けば「50年後に8千万人台」「千年後に子どもゼロ」などと「学説」を発表しています。

日食はウィキペディアでは2100年までの90年間にあと205回もあると書かれています。その一部は金環食です。数えたのはエクセルで、私は行数を見ただけです。

しらけて無関心だったわけでなく、なにしろ早朝行動を変更したくらいですから大いに気になって、私もけさ、以下のように木漏れ日の間から射した日陰を写しました。

旧暦、日本で用いられていた太陽太陰暦では、うるう3月がようやく終わったそうです。『琉球新報』の題字の脇にきょうは「旧暦4月1日」と書かれています。130円で電子版を買いましたが、トップはプロバスケットボールリーグで琉球ゴールデンキングスが日本一になったこと、G8のことも載っていますが「中台は現状維持」という馬英九総統の就任式挨拶が大きいのも特徴です。

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2012年5月20日(日)の井上力
闘病観察・28

今年3月25日、母は脳卒中患者として、まる8年を迎え同時に93歳の誕生日を迎えることができました。

下は、今年の年賀状用に撮った半年前の写真です。手や足が写っているのは、孫(つまり私の息子)夫婦と、ひ孫です。最近は動きが悪くなり、リハビリ中心のデイサービス週3回、訪問リハビリ週2回です。ときおり車イスからずり落ちて私のケータイが鳴ったり、妻が帰宅するとトイレの前で座り込んでいたりなどということがあります。

保険料が(40歳以上の保険料も)どんどん上がり、要介護高齢者=「介護保険のお世話になる人」=「介護保険を使う人」と、そうではない高齢者と若者=「介護保険を使わない人」=「介護保険を使えない人」との間の不公平感が広がっています。不公平感が広がるように制度は3年ごとに変更されているようにも見えます。神戸では今回の改定は衝撃です。

市場原理による介護と医療がどれほど歪み、荒廃しているかは改めて。

*** * ***

脳梗塞(のうこうそく)はかつて「中風」とか「中気」と呼ばれ、脳内出血やくも膜下出血とともに脳卒中と総称されています。

脳卒中協会が5月25日から31日までの「脳卒中週間」を呼びかけています。ポスターを送っていただきましたので、事務所に貼りだしました。

脳卒中協会http://www.jsa-web.org/(不良 購読会員です)は、元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシムさんの独占インタビューをして公開しています。「レーニンが学べ・学べ・学べと言ったように私は選手に走れ・走れ・走れと言う」の、あのオシムさんです。

http://www.youtube.com/playlist?list=PL7DBFBC315D292792

 

*** * ***

『木曜行動』の「東電フクシマ原発この1週間」の「2週間分」は以下のとおりです。

東電フクシマ原発 この1週間

468号/5月17日

大飯原発の再稼働問題で、政府の第三者委員会や大阪府市統合本部に、関電はこの夏の電力需給の問題で資料を出し続けている。「再稼働しても足りない」「再稼働すれば揚水で。あとは何とかできる」「時間帯別料金で」。制限令?朝三暮四?朝令暮改?許すな「停電有理」
福井県おおい町は町長が、町議会(11対1)決定を受け14日、知事に報告。町長は牧野経産副大臣を呼び「原発の安全性と必要性について、首相が国民にメッセージを出してほしい」と15日
横浜市教委は県内産の冷凍ミカンを小学校給食に出していない。となりの川崎市では冷凍ミカンを給食に出しており、15日に市教委と保護者の間で行われた話し合いは平行線をたどった(東京新聞)
福島県の林業団体は、「生活圏から20メートルの範囲の森林を除染対象とする」という決定に対し、さらに上流を除染しなければいつまでたってもセシウムが流れ出してくると、除染範囲の見直しを県と農水省などに要望(16日)

つくば市にある森林総合研究所が、福島県川内村と茨城県北茨城市の野ねずみから高い濃度の放射性セシウムを検出したと、14日NHKが報道

東京湾の海底で泥に含まれるセシウムの濃度が昨年8月より今年4月の方が1.7倍高くなっていると近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)。10日の朝日新聞
兵庫県知事は14日の定例会見で、がれきの広域処理を受け入れる市町からの回答を公表。年間最大受け入れ可能量の数字をあげたのは12団体、「受け入れできない」は13団体。どちらでもない神戸市は「受け入れ検討中」に数えられている

東電フクシマ原発 この1週間

467号/5月10日

9日、横浜市教委は県内産の冷凍ミカンを小学校(344校)給食に出さないことを決めた。食品に含まれる放射能問題は、深刻さを増している。基準(100ベクレル/kgなど)を超えて出荷停止も続出
千葉県内9市が、小学校など子ども関連施設の除染費用を少なくとも112億円と見積もっているが、毎時0.23マイクロシーベルト以下の場所では国は費用を負担しない意向と『東京新聞』が報道(9日)
8日東電の松本純一・立地本部長代理は記者会見で、17歳の少年を昨年4月、壊れていた福島第一原発で働かせていたと発表。作業員確保を急ぐあまり17歳であることが見逃されたというが、近くは'08年にも18歳未満の少年を原発内で働かせていたことがあるという

仙谷由人・民主党政調会長代行の人事と言われる東京電力の新社長に内定した広瀬直己常務は、8日記者会見して「原発新設は国の政策の根幹」と断言

もんじゅが立地する敦賀市長が、細野剛志・原発相と中川正春・文科相(当時)に、公費でカニを贈った問題で、住民団体は告訴する方針(共同通信8日)
核燃サイクル政策の見直しを審議している原子力委員会に、「一時停止」の事務局案(8日夕刊各紙)。思考も一時停止
5月5日に泊原発3号機が停止し、日本列島で稼働する商用原子炉はゼロとなった。42年ぶり。その時は5日間だけだったので「6日以上の原発ゼロ」は46年ぶり。東京・芝公園では5,500人が「子どもへの何よりの贈り物」と鯉のぼりを持ってデモ
経産省前の「反原発テント」で瀬戸内寂聴さんらが関電大飯原発再稼働に反対して断食。断食は福井でも京都でも

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2012年5月15日(火)の井上力
がれき広域処理「基準神話」

兵庫県は昨日の知事会見で、がれき処理の受け入れについて、市町等の「回答をとりまとめ」たそうです。

A:「フェニックス等での焼却灰の処理を前提として受入を検討中と回答した市町等」は、14市・4町・3一部事務組合(以下「組合」)=計21団体

B:「受け入れできないと回答した市町等」は、6市・2町・5組合=計13団体

C:「その他検討中」は1市・1組合=計2団体

ところが、「A」のなかには「検討中」とした8市・1組合も、年間受け入れ最大可能量を示して回答した市町も混ぜてしまっています。市民団体が調べたところでは「無条件受け入れ」はゼロです。36団体(市町の総数は41)のなかで、「数字をあげて受け入れを検討している」のは12団体に過ぎません。このように扱われることが分かっていながら、回答した市町も問題ですが・・・。

そもそも県内の廃棄物処理行政は、大阪湾を猛スピードで埋め立ててしまう愚策のまっただ中。34市町が下水と可燃物の焼却灰をフェニックスに、不死鳥どころか一度死んだら甦生することなんてありえない「海面埋め立て」に最終処分しています。

兵庫県とフェニックス(大阪湾広域環境臨海整備センター)に訊ねるべきことは山ほどあります。フェニックスの陸域化した部分は、何年で何メートル沈み込むか。環境アセスの手続きをなぜ取らないか。特措法にある「原子力事業者の責務」はどう果たされているか。現在すでに持ち込まれている下水焼却灰の放射能測定は行っているのか。・・・

何よりも、各自治体が出す放射能は「少量」であっても、全体では大変な量になります。一方、基準とされるのは濃度です。「基準以下なら大丈夫」という「基準神話」を知事は振りかざします。「焼却の段階で他のゴミと混ぜて焼却灰に含まれる放射能濃度を薄め」ても、薄まるだけであって、総量は不変。一つひとつの焼却炉で扱う量は少なくても、1か所に集めれば海に拡散する量も増えるのは自明の理です。公害への対処は総量規制で、これが原点です。このように放射能災害は、取り返しがつかないものです。

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2012年5月9日(水)の井上力
金環食と早朝行動について

灘総支部は1974年12月から灘区内のいくつかの駅前で週明けに早朝行動をしています。デジタル謄写版製の『おはよう新社会党です』(新社会党結党以前は『おはよう社会党です』)を仲間といっしょに配り、スピーカで挨拶やうったえをします。

今月は、メーデーへのアピールをした5月1日がJR六甲道駅前、7日が阪急六甲駅前、14日が王子公園駅東口、21日は阪神岩屋駅前、28日が阪神大石駅前という予定です。

そこで例の金環食をどうするかという問題と遭遇することになりました。私たちの行動予定は7:00から8:30です。冬場、薄暗いうちから始めることはありますが、今度の日蝕は次のように推移するそうです。

http://www.annulareclipse2012.com/hyogoken_28102.htmlより

06:17:10 日食の始まり
07:28:48 金環食の始まり
07:29:43 日食最大化
07:30:37 金環食の終わり
08:53:59 日食の終わり

一生に一度の金環食。二百何十年ぶりだとか。通学通園をどうするか、交通事故はどうか(岩屋では交通安全の皆さんがご苦労いただいています)、学校でどう学習するか、・・・いや金環食を見る航空便を飛ばすなど、大騒ぎになっています。プレミアがつく?週間天気予報が出ると騒ぎはさらに大きくなりそうです。

政治が企みごとを行うのは、大体深夜です。強行採決とか倒れた首相の後釜を決めるとか。日食、金環食ともなれば、電気のない時代なら悪巧みも計画されたでしょう。

さて、灘総支部は悪いことを企んでいるわけではありませんので、別の日にずらして行動しようということになりそうです。

灘区で絶好の見学場所は次のとおりです。いずれも車で行くのはやめましょう。専用めがねが必要です。日の出は5時ごろですから、仰角は30度くらいでしょうか、初日の出のときと違って少し開けた場所なら見学可能です。通勤電車のなか、という人も多そうです。

(1)六甲山・摩耶山・・・たくさんスポットはありますが暗くなるだけの場所もあります
(2)灘丸山公園
(3)灘浜緑地公園と河口を挟んでその西側一帯(灘浜町)。フェニックス積み出し基地周辺
(4)摩耶埠頭の旧四突周辺(東側)
(5)鶴甲・ひまわり学園の東側一帯

「それがどうしたの?」と言われそうですが、私は特別の穴場、灘総支部3階のベランダから見ようと思います。太陽光発電の実績によれば最近は6時頃から電気を関電に売っていますので、絶好のスポットのようです。

以上、人気の出ている『水道筋練習帳』風の「きょうの井上力」となりました。

http://www.nadatama.com/modules/news/article.php?storyid=103

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2012年5月8日(火)の井上力
5月3日は憲法施行65年でした

毎年5月3日は王子動物園前で憲法記念日のうったえをしています。憲法を生かす会・灘が発足してからは同会としての行動、その前は新社会党で、さらにその前は社会党としての行動です。

記憶にある限り良いお天気で、今年は朝方まで雨が残ったため私たちが立った10時頃は、入場待ちの車の列も短く、入場者は午後からのようでした。

今年は大阪維新の会が改憲派に加わりました。私は例年ですが第10条から第40条の「国民の権利」について語るようにしています。取り返しがつかない原発震災の渦中では、居住の自由など、生まれると同時に私たちが手にしていたはずの「権利」がじゅうりんされています。

今年はさようなら原発1000万人アクションの署名活動をしました。以下はその様子です。 上は吉田俊弘さん、下2枚は私です。今年もチラシは吉田俊弘さんです。

http://nsp-nada.sakura.ne.jp/kpn/120503.pdf

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2012年5月7日(月)の井上力
フランソワ・オランドさん大統領に

けさは阪急六甲での早朝行動。『おはよう新社会党です』は、大飯原発再稼働問題でしたが、心ここにあらず。早朝のニュースに触れました。フランス大統領選挙でオランド候補が勝利宣言、社会党の大統領が17年ぶりに誕生。またギリシャ総選挙は「急進左派」=「反緊縮派」が大連立を破って第2党に躍進。

フランソワという名はミッテラン元大統領と同じ名前。「日本」という名前の人は知りませんが、フランソワは多い名前のようです。「大和」と言う名の人はいます。

南欧の債務危機は新たな展開となりそうです。

*** * ***

ずいぶん前の「東電フクシマ原発この1週間」は以下のとおりです。

東電フクシマ原発 この1週間

466号/4月26日

食品の放射能基準(100ベクレル/kgなど)について、農水省は20日、270団体に、「自主検査においても食品衛生法の基準値に基づいて判断するよう」通知。抗議の声に23日鹿野農相は「独自の規制を否定するものではない」と釈明
上記の「事件」について24日の『日刊ゲンダイ』が明快。農水省幹部の「安全を競い合う状況があり、指導が必要」という見解を紹介し、「安全競争のどこが悪い」「生産者を守りたいなら官僚、国会議員に強制的に買わせてはどうか」
壊れている東電福島第一原発1〜4号機は20日「原発」ではなくなった。「元原発」は汚染水まみれ。毎日、注水600立方メートルに対し地下水流入200〜400立方メートル。増え続ける汚染水は9万8千立方メートルに(処理量は30万立方メートル)。東電は23日の記者会見で、32bの井戸を14本掘り地下水をくみ上げ、海に流し、地下水位を下げる計画(「地下水バイパス」)を発表

使用済み核燃料再処理工場(日本原燃・青森県六ケ所村)で12年度に取り出されるプルトニウムの利用計画を、電気事業連合会は作成していなかった。国際ルールに違反(22日報道)

がれき受け入れでも「前のめり」の奈良県知事は18日、使用済み核燃料の中間貯蔵施設受け入れを表明。和歌山否定的
滋賀、京都の知事に牧野副大臣説明も、大飯原発再稼働で「説明不全」。橋下市長は24日官房長官と会談。神戸市長は関電株主総会で大阪と別行動表明
安全保安院が敦賀原発の断層を調査。2号機は断層上に建ち違法状態(24日)
19日、さようなら原発1000万人署名兵庫県実行委員会が集会。再稼働阻止へ
   

東電フクシマ原発 この1週間

465号/4月19日

食品にセシウムが基準(100ベクレル/kg)を超えて含まれている検査結果が続出。4月の2週間で、検査された4,866件のうち東北・関東で156件。3.2%にのぼる(15日厚労省発表)
福島県産や宮城県産の牛肉を鹿児島県産などと偽って表示・販売した食肉小売「AMMS」(伊丹市)が、13日近畿農政局から是正勧告。個体識別番号も偽装されていた
愛知県東海市が姉妹都市・岩手県釜石市からがれきを持ち帰り、試験焼却した結果、焼却灰から1キロあたり最大890ベクレルのセシウム。国の基準は8,000ベクレル、関西広域連合は2,000ベクレル(愛知県市長会で17日)
壊れている東電福島第一原発2号機で、壊れていない温度計が減っている。2月に大騒ぎとなった圧力容器下部の温度をはかっていたのは3個だったが、15日の記者会見で「正常なのは1個になった」と東京電力。新しいのを取りつけるとも
福島県南相馬市南部は16日、立ち入り規制が解除された。1日の田村市と川内村に続く措置。自由な往来が可能な避難指示解除準備区域と居住制限区域、長期帰還困難区域の3地域に再編。あちこちで渋滞が起きるほど「戻りたい」思い

大飯原発3・4号機の再稼働へ拙速(1めんにも)。仙谷政調会長代理を含む「四大臣会合」は、先週の3回につづき火曜、木曜、金曜と3回。14日(土)には、枝野経産大臣が福井県庁を訪ね、知事とおおい町長に再稼働を要請。住民は抗議

15日「さよなら原発神戸アクション」と「神戸は地元や市民会議」が三宮で再稼働反対の緊急署名活動

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