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'11年3月〜'12年8月

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おはよう川柳へ
              

   
恥を書いた日 書いた日はそのはずやった川柳の
2012年8月6日 試乗してやっぱり言った快適と

2012年7月30日

電力が不足しようが余ろうが
  プルサーマルへ関電暴走

2012年7月23日

協議なし首相も伝言ゲーム風
――オスプレイ接受国通報

2012年7月9日

憲法をカッコに入れて説く戦争

2012年7月2日

デイケアの母紫陽花に迎えられ

2012年6月25日

原発と書き「いんぺい」と読むそうな

2012年6月18日

一体は民主と自民のことだった

2012年6月11日

来年は田中正造没百年
―どう見てもこれ川柳とは言えんなあ

2012年6月4日

再稼働するかするかが選択肢

2012年5月28日

三人が寄ってもんじゅの知恵もらい
    ―出向元の原発企業から

2012年5月22日

金持ちの面影もなしG8

2012年5月14日

足る足りん?悪知恵だけは余るほど

2012年5月7日

経産省足りないものは知恵・モラル

2012年5月1日

あの歌がはやってバブル終わったね

2012年4月23日

もう一つ琵琶湖を掘るという寝言

2012年4月16日

郵政に士農工商いまもある

2012年4月9日

原発に野田内閣が制御され

2012年4月2日

新聞は有期?雇用も購読も

2012年3月26日

廃棄物宝の山に見える人―政治家

2012年3月19日

勝った国 負けた国から電気買い

2012年3月12日

放射能焼けば消えると言う学者

2012年3月5日

イカナゴのくぎ煮今年が食い納め?

2012年2月27日

大損をさせて謝罪の謝の字なし

2012年2月20日

改革はいったいだれのためなのか

2012年2月13日

80度さす温度計に文句言い―東電

2012年2月6日

地デジにも多チャンネルにも春は来ず

2012年1月30日

知事今や大河ドラマのクレーマー

2012年1月23日

水面へヒモを垂らせば分かるだろ

2012年1月16日

廃炉って廃車のように軽く言い

2012年1月10日

松とれてなお販促(反則)の年賀状

2011年12月26日

住職がテラ・ベクレルを解説し

2011年12月19日

埋め立てがバクチであったこと隠し

2011年12月12日

不公正取引いいんかい?ですね

2011年12月5日

イギリスはプルトニウムを廃棄する

2011年11月28日

鶴一声騒ぎ始まる大企業

2011年11月21日

改革で億万長者は急増し

2011年11月14日

原子炉は冷温停止もどきです

2011年11月 7日

【T】テレビから
【P】パナソニックも
【P】パッと退く

2011年10月31日

【T】手に負えん
【P】プルトニウムも
【P】ペテン師も

2011年10月24日

目標は冷温停止もどきです―東電

2011年10月17日

骨の山見てから言えよ再稼働

2011年10月11日

i(あい)はなぜ小文字なのかと聞いてみた

2011年10月3日

事故一瞬残す猛毒何万年

2011年9月26日

原発が怖くないなら住んで言え

2011年9月12日

東電の本音「節電しないでね」
  ―電力の余剰原発15基分

2011年9月5日

いるものだ柳の下に3匹(人)目
  ―財界の政治はしもべに甘んじて

2011年8月29日

十年は住めぬと言い置き首相辞め

2011年8月22日

線引きの外は年間20ミリSv

2011年8月8日

14機並ぶ原発若狭湾
関電は原発銀座に11機

2011年8月1日

原発はあってはならないことだらけ

2011年7月25日

一次二次・・・惨事の収束放置して

2011年7月19日

省エネと言って買わせる大画面

2011年7月11日

教科書に墨塗るほどの事件です
    ――安全神話いつまで

2011年7月 4日

地震には勝った津波に負けただけ
   ――原子燃料政策研究会

2011年6月20日

除染ってシラミ退治のように言い

2011年6月13日

文学を叩くかあんた商売人

2011年6月6日

本物のペテン師ここまで悪くない

2011年5月23日

心ない下心だけ丸見えの 思いは見えず思いやりなお(エーシー)

2011年5月16日

いつまでも神話で科学を説明し

2011年5月9日

被災地に吉里吉里人の国想う

2011年5月2日

助言までデタラメですか名のとおり
  ――班目(まだらめ)委員長へ

2011年4月25日

東京の足東北を踏みつける

2011年4月18日

「ご帰宅の実現」の日は書いてない
     ──東京電力の工程表

2011年3月22日

本当か「ぼく原子力に強いんだ」

 

2012年8月 6日

試乗してやっぱり言った快適と

 事務所の壁新聞を通りがかりの中学生がしげしげと見ていきます。週末やってきた4歳の孫が新社会党のチラシを見て「オスプレイ」と言いました。とくに男の子は乗り物が好きです。そのレベル?試乗の森本防衛相「いやあ快適だった」。「カイワレを試食の大臣思い出し」見え透いた「政治判断」レベル高度?幼稚?

2012年7月30日

電力が不足しようが余ろうが
  プルサーマルへ関電暴走

 大飯3・4号機のフル稼働で関電社長が「高浜3・4号を優先的に再稼働させていただく」。大臣「違和感」。怒りの世論に「訂正」されたものの、ひどすぎます。「でんき予報」では90%台ちかくでも、調整して停止させている火力を含めた供給力と需要の関係はなんと60%の日も。

2012年7月23日

協議なし首相も伝言ゲーム風
 
――オスプレイ接受国通報

 「メルトダウンしている」「いや海水入れたらメルトダウンだ」何か伝言ゲームをしているようでしたとは、海江田・前経済産業大臣の告白でした。「支持減ったとき国民の目を外へ」だから?「どうしろこうしろと言える話ではない」「通報がありました」。首相の伝言、いや遺言です。

2012年7月9日

憲法をカッコに入れて説く戦争
 
―野田首相、集団的自衛権容認へ

 「国家戦略会議フロンティア分科会」。「いうまでもなく国際紛争の解決のために武力による威嚇や行使を行わないという戦後日本の基本原則は堅持されるべきである」をカッコに入れ、集団的自衛権容認へ。「困った時は目を外に」の野田首相。アフガン行ってたらどうなった?

2012年7月2日

デイケアの母紫陽花に迎えられ

 車イス生活8年の母にとってご近所からいただく花は楽しみです。週末の首相官邸を「再稼働反対」と取り巻いたデモが「紫陽花革命」と名づけられました。ジャスミン革命のように、日本も。一つひとつの小さな花びら(ガク)が集まって大きな一輪の花に。既成政党あっという間に乗り越え。次は16日代々木公園。

2012年6月25日

原発と書き「いんぺい」と読むそうな

 首相の安全宣言で再稼働準備を始めた大飯原発。冷却水タンクの水位が下がり警報が4分間鳴ったけど公表は13時間もあとだった。「警報の誤作動」?政務官を現地にやり「特別の監視体制」の下での話。「13時間後というのは遅くない」と関電。抗議集会のわずか2日後の話。原発と書いて「いんぺい」と読むべし。

2012年6月18日

一体は民主と自民のことだった

 年金は偶数月15日が「支給日」。6月は保険料の新年度、天引き額が増えます。納得できぬ税と保険料。「税と社会保険料の一体値上げ」の通知が母に役所から届きました。介護保険という「共助」「公助」の受「益」者。肩身狭い、入れぬ「ホームに入れろ」と。明細は見せたくない。見せて説明できる筈がない。

2012年6月11日

来年は田中正造没百年
―どう見てもこれ川柳とは言えんなあ

 教科書に載る(減っているらしいですが)反公害闘争。田中正造が主張したのは、あれやこれやの「対策」でなく足尾銅山鉱業停止でした。来年は田中正造翁没後百年、記念館も新しくなるそうです。水俣病は公式確認から56年。「主犯は国、実行犯はチッソ」と石田博文さん。

2012年6月4日

再稼働するかするかが選択肢

 水曜日に福井県庁へ行ってきました。「友人の多くが原子力というもので生計を立てている。私は再稼働を願う人を憎みません」とし、「声なき声を。再稼働反対」と訴えた女性僧侶に対し、対応の課長「声なき声は再稼働賛成」。原発と戦争似てるどこまでも。真実民に知らせず。戦争は勝つか勝つかが選択肢。

2012年5月28日

三人が寄ってもんじゅの知恵もらい
    ―出向元の原発企業から

 「推進派に資料見せ勉強会」「委員長も出席」「事務局職員のうち8人は電力会社などからの出向者で、出向元からも給与」・・・内閣府・原子力委員会の実態。近藤駿介委員長「(委員長を含む3人で議決できるので)3人以上集まることはないようにしている」昨年の委員会で。

2012年5月22日

金持ちの面影もなしG8

 主要国首脳会議でオバマ大統領がケーキを前に「20日は野田首相の誕生日。声に出さなくていいから願い事を一つだけ」。野田首相は「世界平和と繁栄」を祈ったとか。本音は「原発が売れますように」だった?そのため急ぐ再稼働。ギリシャがどうなるか、「元金持ち」の8か国。マネーも平和も制御不可能。

2012年5月14日

足る足りん?悪知恵だけは余るほど

 大飯原発再稼働問題で野田政権は、安全問題から「この夏、関西は停電があるかないか」へと焦点を変更。「再稼働しても足りない」「再稼働すれば揚水発電で足りる」。そしてついに「中部など4電力会社管内で市民が節電すれば足りる」・・・田中優さんが指摘する「偽装停電」へ?知恵は足りぬが悪知恵足りて。

2012年5月7日

経産省足りないものは知恵・モラル
  電気をもっと売りたいだけか

 「規制を取り外しさえすれば社会は活力を取り戻す」新自由主義は規制緩和と行革を車の両輪として、世界で30年にわたって続けられてきました。電力業界はそれが遅れていたと見るのが橋下・大阪市長。「国策」たる原発は規制緩和なんでもありでした。そもそも制御不能。

2012年5月1日

あの歌がはやってバブル終わったね

 関越道の格安バス事故、交差点や通学路での交通事故が、テレビ・新聞のトップニュースです。「事故すべて起こるべくして起きた事故」なのに、新自由主義「改革」という社会的背景を究明せず、犯人を罰して「前へ進もう」とする風潮です。折りから「24時間闘えますか」「勇気のしるし」コマーシャルの復活ですって。

2012年4月23日

もう一つ琵琶湖を掘るという寝言

 再稼働問題の前提として福井県知事が「電力消費地の理解がほしい」と言っているから、がれきだけでなく、兵庫県に使用済み核燃料の中間貯蔵施設を受け入れる。再稼働して原発事故が起きたときのために、琵琶湖の代替水源を確保しなくちゃ・・・と兵庫県知事。起きて記者の前で語ったとは思えません。

2012年4月16日

郵政に士農工商いまもある

 「ゆうメイトさんの憂鬱」というコラムを書いたのは「数年前から正社員として日本郵便で働」く32歳。『新社会兵庫』に。ゆうメイトが郵便配達の主力なのに、正社員登用試験で、一次合格は9%。「もう辞めよっかな夢ないし」とつぶやくかれらには見えて政治家が見ないのは、9割以上が不合格となるシステム。

2012年4月 9日

原発に野田内閣が制御され

 大飯原発3・4号機の再稼働へ野田内閣まさに暴走。東電福島で事故対応の拠点となった免震重要棟が、大飯にはない。またベント管にフィルターを取りつけるには時間がかかるから再稼働の後でいいと。「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利」(憲法13条)とは正反対の力が野田内閣を動かしています。

2012年4月2日

新聞は有期?雇用も購読も

 日本経済新聞大阪本社が労働局の指導を受け、なんと「派遣切り」。他の会社は同種の指導に97.6%が雇用を維持しているのに、と『週刊金曜日』。派遣先大企業の責任は重いと脇田滋教授。新聞社のすることか、していいことか。そう言えば25年もの愛読紙がいつの間にか有期契約に。これ「販売適正化」?

2012年3月26日

廃棄物宝の山に見える人―政治家

 「そもそも、がれき処理が遅れているのは、広域処理が進まないことが原因ではない」と山内知也教授。災害廃棄物の処理単価は、宮城で5万円、岩手で6万3千円。阪神大震災は2万2千円(いずれもトンあたり)でした。利権が防災服を着て歩いた被災地の苦い記憶がよみがえります。がれきの山が宝の山に。

2012年3月19日

勝った国 負けた国から電気買い
勝った国=原発
依存のフランス
負けた国=脱原発のドイツ

 京阪神3市長の関電への意見に対し、原発再稼働の回答。「徹底した安全対策」「安全性を世界最高水準に高め」と原発推進宣言。「太陽光発電や風力発電はエネルギー密度が低く出力不安定」で課題があるとお説教。大枚はたき小さな屋根にパネルつける庶民の出費あざ笑い。ドイツから電力輸入フランスが。

2012年3月12日

放射能焼けば消えると言う学者

 セシウムが99.9%除去できるという話が独り歩きしています。焼却炉のバグフィルター(ろ布式集じん機)で除去できるから、全国の自治体は受け入れようと。発信元は国立環境研究所センター長。除去率は99・99%へ、「ほぼ100%」(環境省パンフレット)へとさらに。テラや京で煙に巻かれ、今度は小数点以下3桁4桁。

2012年3月5日

イカナゴのくぎ煮今年が食い納め?

 関西広域連合(井戸敏三・連合長)が、被災地岩手・宮城から受け入れるガレキに基準をつくると宣言。総量規制が公害対策のカナメでしたが、フクシマ以来、濃度による規制に変質し、狭い大阪湾に放射能焼却灰。くぎ煮は東電が買い上げる?積み出し桟橋は灘浜町か?すぐ隣に食品会社や老健、特養。

2012年2月27日

大損をさせて謝罪の謝の字なし

 ハイリスク・ハイリターンの時代、安全確実有利なんて古い古い、かび臭い。小泉・竹中時代、証券取引法改正や郵政民営化など金融規制緩和。AIJ投資顧問株式会社って貧乏人には名前からして胡散臭いが、中小企業の仲間の年金消える。わがまちも同様か。高速船への出資や舞子ビラ土地信託。顧問は誰?

2012年2月20日

改革いったいだれのためなのか

 商店数が30年間減り続け、神戸の事業所数も消費税導入・バブル崩壊後20年、減り続け。「倒産件数は13年ぶり低水準というが、自主廃業は増加の一途」と『日刊ゲンダイ』。野田内閣は「税と社会保障の一体改革」という、庶民をアリ地獄へ突き落とす閣議決定をしました。大企業・富裕層への減税はつづけて。

2012年2月13日

80度さす温度計に文句言い―東電

 「80℃以下なら冷温停止です」と言い続けた挙げ句12日、ついに82℃になるや「温度計が壊れてる」。なんとノウテンキなお話しなのでしょう。壊れているのは原発で、出つづける放射性物質と放射線が恐怖です。壊れて制御不能に陥っているのは原子炉です。政府が東電を制御不能で、国民が政府を制御不能。

2012年2月6日

地デジにも多チャンネルにも春は来ず

 家電メーカーが軒並み大幅赤字。「韓国に負けた」も「地デジ化政策依存の過剰生産」も、本質を突く議論ではなさそう。「テレビ買うて」「テレビ見せて」とねだった昭和の時代遠く。「文字離れ・出版不況・新聞購読せず」につづく必然。多チャンネルにも魅力なし。知事のように大河ドラマ論評の素養も持たず。

2012年1月30日

知事今や大河ドラマのクレーマー

 NHKの大河ドラマ『平清盛』に3週連続、井戸知事が定例会見で。「画面が暗い。テレビ(パナソニック?)が壊れたかと思った」など。ついに瀬戸内海は何色かと広島県知事とのバトルまで。「見ていない」と批判されるのイヤ?テレビに取り上げられてナンボを「発信力」と呼ぶ時代。県民の暮らし見よ、基盤置け。

2012年1月23日

水面へヒモを垂らせば分かるだろ

 内視鏡が見たのは「健全な」配管、大量の水滴と強烈な放射線。見えなかったのは水面と燃料。水面がどこにあるか調べるとき私らだったらヒモを垂らしてみる。幸運は穴を開ける作業で穴から汚染水が噴き出してこなかったこと。ふだん水のない所に水位を測定する機器がなぜついてたか、首かしげる東電。

2012年1月16日

廃炉って廃車のように軽く言い

 政府が「原発は40年で廃炉」と表明。新設と再稼働、原発輸出のためなら何でも言う。東海第一原発は27年間営業し、停止したものの原子炉の解体はまだ始まっていません。浜岡1・2号機も30年余で運転停止。福島第一の1号機は40年を迎える2週間前に今回の事故でした。そもそも廃車とは訳が違う。

2012年1月10日

松とれてなお販促(反則)の年賀状

 日本郵便は日本通運と共同で設立したJPEX(JPエクスプレス)を吸収合併しました。2年でだした1千億円の赤字を全て引き受けて。ベテランゆうメイトのクビを大量に切り、人件費削減で乗り切ろうとしたところへ年賀状の販売不振。年が明けても社員に「年賀状を売ってこい」。販促と言わないこれは反則だ。

2011年12月26日

住職がテラ・ベクレルを解説し

「世界2位ではだめなんですか」は昨年。神戸のスーパーコンピュータ「京」を、文科相が10日に視察。動かすのに120億円、平然と「世界一が大切」。数量の単位「京」。今年は「原発から77京(=77万テラ)ベクレルが海洋に流出」と、頻繁に。ついていけません。文科相さえ「5ミリシーベルト」を隣の役人に尋ねてた。

2011年12月19日

埋め立てがバクチであったこと隠し

 きょう大阪市長に就任する橋下徹・前知事が大阪市港湾局幹部に「夢洲にカジノを誘致することは可能か」と聞いたそうです。港湾局は「広大な敷地はある」。府市一体でオリンピックや第二湾岸道路など、バクチにうつつを抜かした挙げ句。大王製紙元会長の事件でカジノ誘致論者「カジノが悪い訳じゃない」。

2011年12月12日

不公正取引いいんかい?ですね

 新日鉄と住金が合併することを公正取引委員会(公取)が承認へ。2月、民主党政権は公取に対し「迅速な対応を」と「政治主導」。持ち株会社(ホールディングス)容認で独禁法の骨抜けて・・・。中国資本の台頭あるが・・・。姫路に新日鉄、尼崎に住金。神戸に川鉄なく、神戸に神戸製鋼あり。鉄鋼は3社体制?

2011年12月5日

イギリスはプルトニウムを廃棄する

─ひねれないこりゃ川柳と言えません
 金曜日に毎日新聞が最大保有国の決断を伝えました。核燃サイクルは破たん明白。土曜日に「もんじゅ」やめてと敦賀でデモ。神戸からも大勢の仲間。錬金術師の夢かなうと言われたプルトニウム発見から70年、それは真珠湾攻撃の年。もんじゅの大事故は95年12月8日。

2011年11月28日

鶴一声騒ぎ始まる大企業

 「鶴の一声」とは、鶴が一声発すると一里四方、動物たちのあらゆる鳴き声が止み一気に静寂が訪れることから「鶴の姿のように心美しい人物の騒ぎを収める一声」です。今どうか。カジノで遊ぶカネ振り込めという一声。無名より悪名という一声も。世界では労働者こそ声の主「クビ切りやめろ」「ストで闘う」。

2011年11月21日

改革で億万長者は急増し

 日本は貧乏になっているから成長戦略、TPPも原発も必要だ。・・・「とんでもない。5千万円以上の報酬を得る給与所得者(会社員)の数は、小泉改革の10年間で2.5倍、個人事業者で年収5千万円以上は13倍」と、『週刊金曜日』で武田知弘さん。連載が始まります。『週刊新社会』も、貧困と富の蓄積を告発。

2011年11月14日

原子炉は冷温停止もどきです

 壊れた原子炉の燃料がどこにあるかも分からないのに、原子炉修復が近いかのように。三流(「せんりゅう」とも読む・・・アナログ版ではルビ)は一つのネタを二度使い(「目標は冷温停止もどきです―東電」と10月24日に書きました)。TPP参加で主張するという国益は国益もどき。巨人のGMが言うのは基本的人権もどき。主筆・会長は名誉き損もどき盾に。

2011年11月 7日

【T】テレビから
【P】パナソニックも
【P】パッと退く

 「TPPか農業か、という問題ではない」?と政府。「オーストラリアの農家に勝つために農業してるんじゃありません」と農家の怒り心頭。自動車や家電を売るために食糧が犠牲に。パナソニックが尼崎のプラズマ撤退。過剰投資と過剰生産で。

2011年10月31日

【T】手に負えん
【P】プルトニウムも
【P】ペテン師も

 「経済のブロック化は第二次世界大戦の引き金となった」物知り顔でテレビからペテン師。ナチスより先に原爆をとマンハッタン計画で取り出したプルトニウムに、世界が手を焼き70年。今度は最後まで乗るな、食糧自給率40%から16%へのバス。

2011年10月24日

目標は冷温停止もどきです―東電

 原子力安全・保安院が福島県で会議をしました。いわき市で22日に開かれた「意見聴取会」。委員は「本来の冷温停止の定義は、圧力容器のフタが開けられる状態」と指摘。東電と保安院がめざすのは、3年後の「冷温停止もどき」。やっぱりこれでは原子力安全もどき院ですね。原子力安全もどき委員会。

2011年10月17日

骨の山見てから言えよ再稼働

野口健さん(アルピニスト)のブログそのままの光景が辛い。東電も政治家も「現地を見ろ」と、兵庫県弁護士会が開いた説明会場でMさん。東電の損害賠償、慰謝料の中身が問題と。電力各社は原発再稼働へあの政府に怒られるほど熱心。関電も「冬の節電」を呼びかけ始めた。どこまでも人ごと原発大事件。

2011年10月11日

i(あい)はなぜ小文字なのかと聞いてみた

 iPhoneにiMac、iPad。学校では最初を大文字にと習ったのに、なぜ2番目が大文字?何に使うものなのか?ケータイならマイフォンだろう。アップル社の製品名。スマホ(スマートフォン)は普通名詞。iPS細胞もあるぞ、あれもアップル社?iはIより読み間違えがない。アイはアイより出でてアイより・・・。

2011年10月3日

事故一瞬残す猛毒何万年

 原子力村の住民、原子燃料政策研究会が出す『Plutonium』夏号は「(原発の被害を)関係者誰一人、夢想だにしなかった」と言う。「脱原発は人気取り」で、そんな政治の国から「企業は海外に逃げ出す」と。プルトニウムを愛して、企業を畏れよと、まだ言う。まさに「冥言」。プルトニウムの語源プルトは冥王星。

2011年9月26日

原発が怖くないなら住んで言え

 線量が高く危険と分かっていても、そこに住むしかない人々の気持ちをわからぬ野田首相や仏・サルコジ大統領。雨宮処凛さんが、『ビッグイシュー』最新号で紹介している「原発怖いぞコノヤロー交流会」をぜひ全国で。配管に水素充満。3号機になお立ち上る水蒸気。壊れなかった5、6号機も配管ズタズタ。

2011年9月12日

東電の本音「節電しないでね」
  ―電力の余剰原発15基分

 電力使用制限令。「原発再稼働させないと大停電」と大騒ぎだった「節電の夏」が終わりました。東京電力9月の需給見通しは「千五百万キロワットの余剰」。「稼働の原発11基の全発電量より多い。原発がなくても問題ないことが証明された」(たんぽぽ舎柳田真・共同代表)

2011年9月5日

いるものだ柳の下に3匹(人)目
  ―財界の政治はしもべに甘んじて

 放射能からいのちを守るのは至難の業、しかし泥臭いニオイや色がついていれば、調理は簡単。組閣前に首相の訪問を受け米倉経団連会長は「(前二人と)首から上の質が違う」と礼賛したそうです。巧言令色の鳩山、菅両元首相についで民主党政権3人目。ついに松下政経塾。

2011年8月29日

十年は住めぬと言い置き首相辞め

 27日に福島県に出向いた菅首相が、「十年、二十年住めない」と宣告しました。4月に一度は報じられた首相発言です。「首相の発言ではない」と否定されていました。事実ではあるでしょう。しかし「どこが?補償は?」は、4か月たって何も明らかにならず。違いは「元首相」発言の軽さ、不変は事実の重大さ。

2011年8月22日

線引きの外は年間20ミリ(Sv

 1年間で508ミリシーベルトSv、凄まじい被ばく。「長期にわたって住めない地域」があることを政府が発表するそうです。病院で検査を受けるときの被ばく量を持ち出し「ただちに健康に影響はありません」と言いつづけ半年。線引きの外は「年20ミリがまん」地域。これまでの自主避難者と同じく自己責任?

2011年8月8日

14機並ぶ原発若狭湾
関電は原発銀座に11機

 2日大津地裁に湖北中心の住民168人が、関西電力の原発7機の再稼働差し止め請求。「放射能汚染された場合、飲料水を失い、生命に深刻な危険」「京阪神の水がめである琵琶湖が汚染されれば、その健康被害は計り知れない」(申立書)。井戸謙一弁護士も弁護団に。

2011年8月1日

原発はあってはならないことだらけ

 原子力安全保安院が主催するシンポジウムに、国策に疑問を持つ参加者しか集まって来ない。電力会社がいろいろ対策を講じていた。知事が電力会社をそそのかしたとも。あってはならないことが「あった」ので、第三者委員会が調査する。公正な立場で原発を審査する役所に第三者。あってはならないことだ。

2011年7月25日

一次二次・・・惨事の収束放置して

 危険な原発を再稼働するには、ヨーロッパにまねてテストをしよう。安全不安院と安全宣伝委員会が、この上まだ安全神話を私たちに読み聞かせるそうです。テストに勝ち抜いた東大原子力村の面々はテストが好き。入試のように一次だ、二次だと大騒ぎ。すでに起こった惨事の収束も、原因調査もまだなのに。

2011年7月19日

省エネと言って買わせる大画面

 兵庫県広報紙と関電が「節電のお願い」。両方に「節電対策チェックシート」。このチェックシート、資源エネルギー庁は21項目。関電は、うち9項目、兵庫県は11項目。関電になくて兵庫県にあるもの、「冷蔵庫を省エネ型に」「白熱電球をLED電球に」買い換えの推奨。命短し恋せよ家電?「物を大切に」は古い?

2011年7月11日

教科書に墨塗るほどの事件です
    ――安全神話いつまで

 「また、放射性廃棄物の最終処分場をどこにするかという課題も残されています」ある中学校公民の教科書です。これに答え?班目春樹・原子力安全委員長は「カネです。10億でダメなら20億」など。「どこにするか」ではなく、何万年も安全に管理するのがあなたの仕事だ。

2011年7月4日

地震には勝った津波に負けただけ
   ――原子燃料政策研究会

 やっと出た季刊誌『Plutonium』春号。「原子力利用を萎縮させることは誰でも出来るポピュリズム」(前原前外相も神戸で同趣旨の発言)「津波にやられた」「燃料溶融ではなく燃料破損」「原発は、地震のとき一番安全な避難場所」「最初の3キロ圏内避難指示は政府の過剰反応」

2011年6月20日

除染ってシラミ退治のように言い

 金曜日の朝日放送「報道ステーション」で小出裕章さんのコメントが紹介されていました。循環注水がうまくいっても「放射性物質は全部残ってしまうのですね。大変濃縮されたかたちで」と。DDTでシラミ退治するのと全然違うのです。経産省は地層処分場を募集中。映画『100、000年後の安全』は週末から。

2011年6月13日

文学を叩くかあんた商売人

 我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。それが僕の意見です。・・・村上春樹さんがスペイン・バルセロナで行ったカタロニア国際賞受賞スピーチで。「報道ステーション」では寺島実郎氏がこれに反論。脱原発へと動き始めた世論への攻撃は文学の世界へも容赦なく。神話派のムチに負けるなペンの力。

2011年6月6日

本物のペテン師ここまで悪くない

 公武合体論は下層武士や農工商をペテンにかけてサムライの世を守ろうとした理屈。いま大連立しかり。「原発は安全」と国民をペテンにかけ、いま「フクシマの子どもは20ミリシーベルトをガマンしろ」では21世紀の白虎隊を生む。一年前に奇兵隊を気取った首相がパリで世界をペテンにかけようとして大失敗。

2011年5月23日

心ない下心だけ丸見えの 思いは見えず思いやりなお(エーシー)

 『Plutonium』の春号がネットにアップされるのは月末でしょうか。フクシマをどう書く?原子燃料政策研究会の発行。昨年冬号で「もんじゅ」再開を喜び、8月の事故・停止後は触れず。「放射線は健康にいい」とも。『アエラ』が小出裕章さんのコメントを載せたと言って噛みつき。

2011年5月16日

いつまでも神話で科学を説明し

 2か月たって炉心溶融(メルトダウン)していたことを認めた東京電力。「炉内で何が起きているか、実物を見ていないので評価できない」(『毎日』12日夕刊)と投げやり発言の東電スポークスマン。15日の記者会見「データなくても17日に新工程表を発表するのか」と問われていました。収束は祈るしかない?

2011年5月9日

被災地に吉里吉里人の国想う

 故・井上ひさしさんの『吉里吉里人』(きりきりじん)の舞台、実際は違うそうですが、タイトルの地名は岩手県大槌(おおつち)町に実在します。貞観津波の頃(869)にはアイヌの人々が多く住んでいたそうです。江戸と侍のために米作り魚を獲り、電気も不等価交換、労働力も。「逆TPP」で独立は可能。氏が健在ならきっと言う。

2011年5月2日

助言までデタラメですか名のとおり
  ――班目(まだらめ)委員長へ

 菅首相の昨年の就任会見「最小不幸社会」は、「宰相不幸」。3・11後ますます。本部や会議を乱造し、参与の辞令を乱発。ついに参与の一人が「子どもに20ミリシーベルトは過酷、場当たり的」と涙の辞任会見。原子力安全委員会の助言は会議も開かず2時間後だったとか。

2011年4月25日

東京の足東北を踏みつける

 岩手県・宮古へ行っているMさんから「田老(たろう)の堤防でも防げなかったことに学ぶべきだ」という電話。仮設住宅を建てる場所がないことに被災地は困り果てているとも。災害救助法で仮設住宅の現物給付を。幕府じゃあるまいし「お救い小屋」の発想に問題。官邸を開放し避難所になっている女川 (おながわ)原発へ政府を移せ。

2011年4月18日

「ご帰宅の実現」の日は書いてない
  ──東京電力の工程表

 A4の紙一枚に書かれた「工程表」を見て、ますます不安。記者の問いに、2号機の格納容器は「期間内に修繕できる保証はない」とも。東電会長が言う「6〜9か月後」に、「帰宅が可能か否かをお知らせできるようにしたい」とは、海江田経産大臣。科学を神話で解説中。

2011年3月22日

本当か「ぼく原子力に強いんだ」

 連合前会長の笹森清・内閣特別顧問に菅首相が「ぼく、ものすごく原子力は強いんだ」と言ったそうです。東電本店に乗り込み「東電は原発から撤退させないぞ」と、どなりちらして対策本部長になったのは、この自信から。「プルトニウムは飲んでも安全、頼れる仲間プルト君」の宣伝アニメを思い出します。