2006年12月の井上力
県政まる見えに

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12月28日(木) 闘病観察・16
12月27日(水) 空港政策の大変更
12月25日(月) 県政に挑みます
12月9日(土) 動画で見る教育基本法改悪
12月3日(日) 周知されなかった公聴会

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2006年12月28日(木)の井上力
闘病観察・16

10月31日、兵庫県介護保険審査会は、要介護認定に不服があるとして審査請求をした私の母について、棄却の決定をしました。一方、まさにその日の夕方、介護保険計画どおり、つまり要介護1で暮らす決意?で、母は部屋のなかを移動中に転倒しました。11月4日に入院、9日に老健ショートステイへ入所、そして退院したのは11月16日でした。

4月の認定変更以来、神戸地裁に提訴しようと弁護士と相談し、資料づくりなどもしていたのですが、この一件で訴訟という道はなくなりました。現実の要介護度は「1」どころでなくなり、ただちに変更申請を行う必要が生じたからです。

また、母の場合は月額の支出が嵩むからといって、生活困窮の度合い自体は、裁判所が救済に乗り出すかどうか、いささか疑問でもありました。たくさんお聞きする介護保険への怒りの声は、しかし、個々の実情に深く立ち入り、それを公開してしまわなければ制度変更にはつながりません。母の場合はそれが可能だと考え、訴訟という手だてを模索したのでした。

数万円の年金で急な階段をあがった2階で暮らす高齢者もたくさんいます。生活保護基準以下で暮らしている人々にとって、負担は耐え難いものであることは、行政自体が一番知っています。しかし、要介護認定をめぐる訴訟は例がないか、きわめて少ないのが実状でしょう。

さて話は戻りますが、ろっこう医療生協の谷口敏光先生や、理学療法士の中村先生がおっしゃったとおり、骨折ではなく、「日にち薬」というクスリが寝たきりのリスクを避ける最善の手だてでした。

その後2週間、私は母の寝る隣の部屋に泊まり、トイレへの移動をサポートするなど、親孝行ができました。「親孝行したいときには親はなし」という伝統と、介護保険時代の「親孝行したくなくても親はおり」という皮肉を思うと、さしずめ私の心境は「親孝行できる喜び一夜ごと」でした。寝不足になることもなく、大げさですが・・・。

巡回型の身体介護を日中、ほぼ3時間おきに受け、約1か月半。日にち薬は誠によく効きました。痛みもずいぶん軽くなり、着替えも歯磨きも可能になり、風呂も少し手伝うだけで入浴できるようになりました。食事をとる姿勢、本や新聞を読む体勢がまったくできなかった頃とは大違いです。その後、12月も下旬になって要介護度を変更する通知が来ました。要介護度は「3」でした。

きのう、ケアマネージャーの山本さん(ろっこう医療生協)や、きしろ莊の主任、そして中村先生が、母を囲んで今後のケアプランについての相談をしました。

母も主たる介護者(私)も、歩けるようになること、そのためにはリハビリが必要だと思っています。廻りの理学療法士もケアマネージャーも皆、そうアドバイスしてくださいます。母は要介護「3」にふさわしい暮らしをしてはいけないと考えています。

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2006年12月27日(水)の井上力
空港政策の大変更

神戸空港問題で、「路線休止」をANAとJALが表明しました。来年度は、新千歳6便、羽田12便、那覇5便、その他4便(鹿児島2、仙台1、石垣1)となります。

いまどきの神戸空港」に、その問題点を列挙しました。新潟と熊本に飛ばなくなっても、だれも困る人はでません。ただ、「観光交流都市」を標榜してきた経過からすると、市長のコメントはいただけません。

関西一円から石垣島や北海道に向かう観光客が、神戸市内で消費しないわけではありません。しかし、神戸へ観光客が来て、神戸市内で消費する額と比べたら、違いは顕著です。石垣島や沖縄から、あるいは新千歳から神戸方面へ来る観光客もいないわけではありませんが、今回の撤退表明で、明らかに神戸空港の役割は変更されたと考えるべきではないでしょうか。

着陸料収入への影響、乗降客数の変化などもあります。神戸市の空港政策の大変更です。

また管理収支の件で、県税の神戸空港への支出計画をまとめてみました。

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2006年12月25日(月)の井上力
県政に挑みます

2007年4月8日投票の県議選に、吉田俊弘さんのあとを受けて灘区選挙区から挑むことになりました。

灘総支部の機関決定(県本部に上申することについての決定)は、11月23日でしたが、ホームページ上での決意は、定例会が終わる節目にと考えてきました。来年2月の定例会をまっとうして、3月中旬、定例会最終日終了後に辞職の予定です。

任期途中での立候補ですが、定例会が任期中のほぼ最後の会議ですから、代議員としての役割は果たせると考えました。3月30日に告示され、県議選に立候補すると自動失職します。これを選ばず職権で議長に辞職を認めていただく決意です。

新社会党は3人ですから、定例会の予算特別委員会で3つの分科会が設置される際、所属の分科会が空白になっては、あわはらさんや加納さんにはなはだ迷惑をかけてしまいます。もちろん県議選だけでも迷惑でしょうが、灘区は小林るみ子さんという市議経験者が立候補するわけですから、これは党にかける迷惑は最小限だと思います。

なお、妻も12月31日教職を辞します。こちらは母の闘病補助のためですが選挙にとっても最大の援軍です。

吉田俊弘さんの引退理由ですが、健康上とされています。「されています」というのは、まじめの前にクソがつくからです。選挙をできないほどの病気ではありません。命にかかわる病気でもありません。しかし選挙は乗りこえられても、県議という激務です。医者がストップをかけたわけでもありませんが、県議という激務にたずさわる人間に求められるのは、まず健康です。他に同じ病名で何期もやっている人がいないわけでもありません。でも闘病の傍ら県会議員、というのを吉田俊弘さんは、他人に対してではなく自分に許せなかったのです。私がバトンを引き継ぎます。

県政まる見えに

そこで、上のようなページを新設しました。「県政まる見えに」します。

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2006年12月9日(土)の井上力
動画で見る教育基本法改悪

教育基本法改悪に反対する国会周辺の様子がまったく報道されません。わが「木曜行動」では、7日に前日のヒューマンチェーンを紹介し、ネット上には市民団体が様々な形で状況をアップしています。

ヘンリー・オーツさんの『ヘンリー・オーツの独り言』に、6日のヒューマンチェーンでのザ・ニュースペーパーのコントが収録されています。偽安倍晋三の動画は見応えあります。何度も見てしまいました。「教育基本法はちょっと変えるだけ。ゆとり教育から言うとーり教育」とか、「議員は倫理を履修もれ」とか。

ヒューマンチェーンも3度目ですし、日教組の全国動員も、きのうは1万2千人が2回にわけて日比谷野外音楽堂で集会をしました。きょうも新長田勤労市民センターで高橋哲也さんを迎えて集会がありました。

来週、粛々と採決される可能性が高まっています。国会の「99年再来現象」です。99年のときは真夏の国会、今年は暮れも押し詰まってからです。世界の動きに反して、反動一色です。

1999年

2006年

周辺事態法

防衛省昇格法案
米軍再編、関連法案

国旗・国歌法

教育基本法改正案

通信傍受法(盗聴法)

共謀罪新設

住基ネット(住民基本
台帳法改正法)

指紋押捺を義務化する入管難民法改正案

憲法調査会設置
(国会法改正)

憲法改正国民投票法案

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2006年12月3日(日)の井上力
周知されなかった公聴会

参議院教育基本法特別委員会(理事会)が、神戸であす、公聴会をおこないます。いかに採決のためのセレモニーとは言え、決まったのは11月30日です。会場を押さえていて、つまり与野党の間ですでに開催場所についても合意ができいて、与野党とも推せんしてそれを受け、公述する人の名前も決まっていたようです。

知らなかったのは、国民と、委員会に一定の議席を持たない政党だけでした。つまりほとんどの人々が知らない間に、あたかも秘密会のようにして公聴会がおこなわれます。それでも公述人と傍聴者が参加する不思議な公聴会です。

8時から抗議集会がメリケンパークで行われます。公聴会は9時からホテルオークラです。

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