war or peace バックナンバー
あなたはどちら?
平和がすきな日本人? 戦争がすきな大統領?
非戦・非武装 強い国がすき?
「なだ・平和のための木曜行動」

2001年11月22日から自衛隊撤兵までという決意で、朝晩、JR六甲道駅でビラをくばったり、「演説」したり話しかけたり・・・しています。
「戦争が好きな大統領の論理」「平和が好きな日本人の論理」はビラの一つのコーナーです。

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  平和が好きな
日本人の論理
戦争が好きな
大統領の論理
第100号
12月18日
フセインの口を封じたいと思っているのでしょうが、いかに長い間、アメリカがフセインを利用したか、どんな大量破壊兵器をアメリカがイラクに渡したか、それを隠すための法廷ではダメ。 憎むべき暴君には極刑がいい。生け捕りにしたフセインを裁きにかけるのはイラク人がやればいい。国連などを巻き込んだ国際法廷や米軍事法廷に持ち込む考えはない。ややこしいだけだ。また早すぎる米軍の撤退は犠牲者を侮辱することになる。
第99号
12月11日
アメリカが絶賛していることは、やはり「自衛隊の戦闘への参加」です。わずかな国で構成される「連合軍」への加入です。小泉首相の説明不足をこれほど鮮明に補う談話はないと思います。 「米国は(基本計画)発表を心から歓迎し、小泉首相が重要なステップを踏んだことを喜んでいる」「首相の判断に米国は心から賛同する」(国務省バウチャー報道官)「連合軍は旧フセイン政権の残存勢力に勝利するという声明だ」(ラムズフェルド)
第98号
12月4日
自爆攻撃の恐怖や交代要員の不足から、米軍の志気は低下し、モラルの崩壊が伝えられています。イラクに送られて心細い思いをしている米兵たちに必要なのは七面鳥ではなく大義だ。 バグダッドへ行くとき、数年ぶりに対向車に出会ったし信号待ちも経験できた。パパに嘘をついてまで行ってよかった。命がけでテロとたたかう将兵たちが喜んでくれた。自由と民主主義をイラクに与えるためには、苦労はあるさ。七面鳥はうまかった。
第97号
11月27日
ロンドン市のリビングストン市長「彼は世界で最も危険な男だ。彼の政策は人類を破滅に導く」。デーリー・メール紙は「おそらく最も人気がない国賓」と報道。「戦争の世紀」の大統領だ。 言論の自由はロンドンに今も息づく。米国にもあり、今、バグダッドにも存在する。米英両国は自由のために血を流してきた盟友だ。このバッキンガム宮殿に滞在したウィルソン大統領の理想主義も、結局は戦争をもたらした。(19日国賓として訪英中)
第96号
11月20日
「アメリカか国連か」で始まったイラク戦争です。気まぐれで大統領選挙目当ての打算の「敗北宣言」を聞くと、血を流している米兵が気の毒でなりません。自衛隊が行けば、どうなるのか。 我々は国連抜きでイラクに行けた(フセイン政権を打倒できた)が、存続可能な新政府を残して出て来るには何らかの形で国連の承認がないと難しい。国連にも役割を与えてもいいではないかと取り巻きが言い始めている。一考に値するかもしれない。
第95号
11月13日
自衛隊を派遣しようとしているサマワからわずか80`のナシリアでイタリアの警察部隊が襲われ、6人が死亡したそうです。「東京でも交通事故で死ぬ」という論理のすり替え、許せない。
アナログ版では「6人」でしたが最終30人近くまで死者は増えました
現地司令官から空爆再開の頼もしい報せを受けた。テロリストやフセイン支持者に「力」を見せつけることが、何よりも大切だ。なんと言っても襲撃は倍増しており、日に35件もある。逃げたスペインや国連や赤十字国際委員会などにかまっていられない。
第94号
10月23日
イスラム教では不浄とされる犬に服装を嗅がせ、持ち物検査に使えばイラクの人々は怒るでしょう。ストライキをして集まった二百人に米軍が発砲したといいます。復興は文化の理解から。 持ち物検査に犬を使ったからといって、ストライキをするなんてなんということだ。犬を家宅捜索には使わないという約束はあるが、持ち物検査は別だろう。私が愛犬をキャンプデービットで飼っていることをイラク人たちは知らないのか。犬は忠実だ。
第93号
10月16日
イラクで国連が狙われるのは、国連が米軍の指揮下にいるからです。米軍が丸腰のデモ隊に発砲するからです。米英軍を撤退させ、民生支援、本当の復興支援をすべきではないでしょうか。 国連が米国提案を採択しそうにないから、2度目の譲歩をしたんだ。日本へ飛び、APECに参加して帰ってきた頃には安全保障理事会は米国案を採択しているだろう。国連主導で世界が動くはずがない。国連だって攻撃を受けているではないか。
第92号
10月9日
デビッド・ケイCIA特別顧問の暫定報告は、大統領が引用した部分のような疑惑があったが、大量破壊兵器は未発見だというもの。捜索チームが上下両院で行った報告の趣旨と正反対。 デビッド・ケイCIA顧問の暫定報告にもあるように、イラクの大量破壊兵器計画は20年以上に及び、念入りに隠されていた。大量破壊兵器に関連した計画や設備を発見するための決断は正しかった。(3日、ウィスコンシン州での遊説に出発する直前)
第91号
10月2日
選挙のためにイラクに大量破壊兵器があると言い、選挙のために戦争を始め占領した。不都合な情報をだした人を落とし込むため側近がマスコミを利用して違法行為。側近は切られた。 「ワシントンは機密情報のリークに満ちている」「法を犯していれば、その人間はやっつけられるだろう」。「私の政権で機密情報を漏らした者など誰も知らないが、誰かが漏らしたなら知りたい。適切な行動を取る」。側近でも容赦しないぞ。私が正義だ。
第90号
9月25日
都合よく世界を解釈し、フランスの大統領でも国連そのものでも、みんな敵か「子分」にしてしまうブッシュのやり方が、イラクの現状をもたらしたんでしょう?米英を国連の上に置くな。 イラク攻撃の直前、3月にフランスが米国の武力行使に反対し、今日の国連の混乱を招いたが、それは「多くの国を米国の努力に逆行する方向に差し向けるため、計算ずくだった」(国連総会でブッシュとシラクが演説する前日、22日FOXテレビで)
第89号
9月18日
クウェート侵略中のイラクに多国籍軍を送ったブッシュ・シニアでも失敗したのに、米英軍の指令下に国連軍を置こうというずうずうしい提案が、国連で承認されるはずがないでしょう。 もともと3月に、国連が大量破壊兵器の査察を続けるなんて悠長なことを言っていたから、イラク攻撃を開始したといういきさつを忘れてはいけない。国連が多国籍軍をイラクに派遣することを強く要求する。23日の一般演説で、詳しく説明する。
第88号
9月11日
川のなかから「お〜い、一緒に泳ごう。浮き輪を持って入ってこい」。ブッシュは溺れかけていて、浮き輪がほしい。(『アエラ』編集長の田岡俊次さん。朝日ニュースターのパックインジャーナル) テロとの闘いは、まだ2年。これからだ。忍耐強く、10兆円や20兆円を惜しんではいけない。国際的な力を集め、兵を出す国は兵を、カネを出せる国はカネを。ブレア英首相には感謝している。国連がイラクから引き揚げているなかで、兵力を増強した。
第87号
8月28日
占領下で国連が襲われるような出来事は、ふつう占領軍にとって恥ずかしいこと。CIAの工作だという噂が流れるのももっともです。計画的に権限を米軍から国連に全面移譲すべきだ。 丸腰の国連本部を襲うなんて、なんて野蛮なんだ。テロに屈してはいけない。テロリストを世界から一掃しなければいけない。これで国連もフランス、ドイツも、警告が正しかったことがわかっただろう。世界が軍を出しイラクに民主主義を与えよう。
第86号
8月21日
ワシントン郊外に建設中のスミソニアン博物館別館に、B29「エノラ・ゲイ」を復元展示するなんて。ブッシュはキーワードは「報復」だと言う。被爆者も日本人も「和解」こそ大切と考えます。 米国を守るための大量破壊兵器は正義の武器だ。ヒロシマに原爆を投下したエノラ・ゲイも。エノラ・ゲイの原爆に装着されていたプラグが競売にかけられたときも、サンフランシスコの連邦地裁は司法省の訴えを退けた(昨年6月14日)くらいだよ。
第85号
8月7日
パウエル国務長官(他の国では外務大臣)もアーミテージ国務副長官も、辞めさせてあげればいいのに。イラクからは「帰りたい」という悲鳴が若い兵士から聞こえ、帰還兵は病人ばかり。 アフガニスタンとイラクに続けて自由と民主主義を、そして世界にこれを「ブッシュ・ドクトリン」として広めてきたパウエルとアーミテージが辞めるわけないでしょう。そんなことになったら文字通り裸の王様じゃないか。辞めないでね。いや辞めさせない。
第84号
7月31日
イランのアザガデン油田開発は、日本が撤退してもロシアなどがやりそうだからアメリカは認めてくれるだろう、という外務省の考えは、甘いのでは?ブッシュの辞書には「国益」だけ。 イランのアザガデン油田開発を日本がまだあきらめていないと聞いて、ガッカリだ。日本政府とトーメンは、中東を自分の庭だと勘違いしているのではないか。イラクに陸軍を出すからといって図に乗ってはいけない。テロとの闘いは米国の了解が必要だ。
第83号
7月24日
イラク政府の予算案策定、課税のルールや新通貨の発行まで、アメリカ政府が企業と契約し、委託する。イラクの銀行復興をどの多国籍銀行が行うかまで決めてしまう。つきあえません。 USAトゥデー紙が先走って報じてしまったけど、まだイラクの経済復興をどの会社が落札するかは決まっていない。国際開発局(USAID)が今週中に契約することになっているはずだ。コンサルタント大手ベリングポイントに決まったわけではない。
第82号
7月17日
東京会議は昨年1月でした。小泉首相が世界じゅうから45億j支援の約束を取り付けたことになっているのに、復興は進んでいません。アフガニスタンではケシの栽培が「復興」しただけ。 東京会議で約束した3倍ものカネをアフガニスタンに渡している。ところがアフガニスタン暫定政権のアブドラ外相が来米し、パウエルやライスに「もっとドルがほしい」と哀願して廻っているようだ。米軍1万人の駐留経費が毎月7億jにものぼるのに。
第81号
7月10日
米英軍は密告と裏切り奨励の独裁体制を倒すために戦争を始めたと言ってきました。カネで国連決議を買おうとし、カネで日本の参戦を促すことは仮にできても、人の心まで買えません。 イラクに自由と民主主義を与えるためにがんばっている米英軍への襲撃情報をもたらした市民に二五〇〇ドル(30万円)の懸賞金だ。フセイン体制では密告と裏切りが政権を支えていた。それと比べればかわいいもんだ。フセインのクビには30億円。
第80号
7月3日
「安全保障上の重大な懸念」があるから、イランのアザガデン油田の開発計画に日本は手を出すな、だって?ブッシュには政経分離も政教分離もない?やっぱり日本は米国の51番目の州? カトウ(良三・駐米大使)にライス補佐官が伝えたはずなのに、日本は、まだイランの油田開発をあきらめていないのか。コイズミかタケナカでないと伝達できないというのも困ったものだ。イラクに自衛隊を出せばウチの庭先で何を掘ってもいいと思うな。
第79号
6月26日
イギリスのストロー外相だって、アメリカの大学院生の10年も前の論文を、政府がイラク攻撃の根拠としたことを「恥ずかしい内容」と認めました。「大義あり」の立場をとるのは日米だけ。 イラクで大量破壊兵器の明白な証拠がまだ見つかっていないと考えているアメリカ人は、55%にすぎない。共和党支持者ではまだ46%だ。民主党のように「大統領やCIAに欺かれた」と考えている人だって、共和党支持者ではまだ32%にすぎない。
第78号
6月19日
戦争をカネで片づけようとしたのも、若者の血を流して戦争に参加しようとしているのも自・公・保政権で、私たちは本当の復興支援をしたいと思っている。占領軍撤退と国連決議を。 パパがクェートを解放し、中東に平和と民主主義を与えるために苦労した湾岸戦争では、日本は国がつぶれるほど多額の資金提供をした。でもそれは野球を観客席から見ただけだった。日本もグランドでプレーすべきだ(アーミテージ国務副長官)。
第77号
6月12日
お父さんが走るときに使ったロードマップも、アフガニスタン・イラク(湾岸戦争)・中東和平という道順でしたね。お父さんが大統領選挙で負けた同じ道を行っていいのですか。戦争の道を。 イスラエルがイスラム過激派ハマスの幹部を狙ったミサイル攻撃による暗殺未遂事件をひきおこしたが、これはよくない。私がつくったロードマップどおりに走らないから世界に平和が訪れないのだ。イスラエルもパレスチナもロードマップどおり走れ。
第76号
6月5日
世界の誰でも、「米国の自由」の犠牲になった多くの経験をしてきました。ハゲタカ・ファンドの手下である竹中平蔵・財政金融担当大臣だけが、「米国の友人」と言われて嬉しそうですが。

世界の誰でも、自由のために働き犠牲になる者は米国の友人とみなされる。自由への関与は米国の伝統だ。われわれはアフガニスタンとイラク、平和なパレスチナの自由に関与している。(5月1日、空母エイブラハム・リンカーン艦上での勝利演説)

第75号
5月29日
イラン・イラク戦争でフセインを応援し、大量破壊兵器をイラクに持ち込んだのはどこの国でした?・・・文明社会の最大の脅威は、大量破壊兵器を世界一たくさん持っているブッシュ政権? 一昨年9・11テロリストは米国に宣戦布告した。その結果がこの戦争だ。どんな個人、組織、政府であれ、テロリストを支援し、かくまえば米国の敵だ。大量破壊兵器を保有する政権は文明社会の脅威である。(1日、空母リンカーン艦上での勝利演説)
第74号
5月22日
世界中に軍隊を出しているのは「独裁政治から民主政治への移行に時間がかかるから」だったのですか。沖縄にも全国にも、韓国にも米軍が駐留しているのは、民主政治に移行するため? 独裁政治から民主政治への移行は時間がかかるが、あらゆる努力に値する。われわれはイラクにとどまり、任務を遂行する。イラクにおける戦闘は、対テロ戦争での勝利の一つだ。アルカイダは半分死んだ。(1日、空母リンカーン艦上での勝利演説)
第73号
5月15日
イラクの子どもたちが手をもぎ取られ、遺体にとりすがる母親の映像を、ブッシュ大統領や小泉首相は見なかったのですか。武器を見つけることより先に、なぜ油田の民営化を急ぐの? イラク人が歓喜する映像を私たちは見た。年代を超え多くの人が自由を享受していた。・・・まだ困難が残されている。危険がひそんでいる。犯罪者の責任を問う。化学・生物兵器を見つけなければならない(1日、空母リンカーン艦上での勝利演説)。
第72号
5月8日
「民間人に向けられなかった暴力」は、その映像を米国では放映しなかっただけでしょう。「都市すべてが破壊されていない」のなら、巨額の復興資金を日本に押しつけることもないですね? ナチスや日本との戦いでは自軍の安全を守るため、都市すべてを破壊しなくてはならない時もあった。今日、われわれは危険な政権のみを倒すことで一国を解放できる。暴力を民間人に向けずに目的を達成できる(1日、空母リンカーン艦上での演説)。
5月1日はメーデーのため「木曜行動」は休みました
第71号
4月24日
米英がイラク国内で大量破壊兵器を見つけるため何千人もの人を殺しておいて、「大量破壊兵器を見つけるのは国連の査察委員会の仕事だ」と今頃になって言えば、ブリクスさん怒るよ。 イラクがだましたり隠したりするのがいかにうまいか、委員長も知っているはずだ。我々がイラク人と新しい国造りをしているときに、批判するのは非常に残念だ(国連監視検証査察委員会のブリクス委員長が米英を批判したことに。22日報道官)。
第70号
4月17日
反戦の声はフセインを応援するものではないし、ましてやイラクに対する経済制裁反対の声ではありません。国連に従って査察を受け入れた国を最後は攻撃したことが歴史に残る汚点。 世界じゅう「次はシリアか」と、戦々恐々としたようだけど、国防長官や国務長官にはトーンを落とすように言っておいたんだ。イラクからシリアへのパイプラインを封鎖したのは、それが国連決議に違反していたからという明快な理由があったのだ。
第69号

このコーナーをお休みしました

第68号
4月3日
「聖書に宗教戦争を奨励する言葉は一つもなく、ブッシュの見方はキリストの意を受けたものではない」「パウロ二世も戦争に反対している。神は戦争する米国を祝福しない」(ドイツ大統領) 「米国は神に守られている」。必ず演説の最後に私は、このことばを付け加え、兵士を激励しているんだ。ドイツの大統領が、「ブッシュの完全な片思いだ」と批判したらしい。イラクの自由と民主主義のために血を流す米国の兵士たちに神の加護を。
第67号
3月27日
日本政府がブッシュ政権の武力行使を、あえて支持したことで、将来、戦費の負担を求められることにはならないのでしょうか。「カネがいるのだったら戦争支持できない」なんて言えるの? 今期(9月まで)の政府の赤字は3千億j(36兆円)。過去最大の財政赤字だけど・・・。フセイン政権を倒してイラクに自由を与えるための戦費、つまりイラク攻撃の追加支出、30日間の戦費747億j(9兆円)を議会に求める。財源は戦時国債発行。
第66号
3月20日
対日占領政策が見本になってイラク戦争は描かれているそうですね。でも占領政策より前に何があったのか忘れました?あのとき、天皇に「亡命しろ」って迫っていたらどうなっていたの? アラブ世界に、イスラム教の国々に自由と民主主義をもたらした英雄戦争として、将来語り継がれるだろうな。えっ、ユナイテッド航空が戦争で破たんしそうだって?。軍需物資輸送や兵員輸送で特需を手にしているのに。フセインのザリガニ野郎め。
第65号
3月13日
株価下落の責任を国内経済政策にだけ求めようという声が自民党や読売新聞に顕著です。原油価格決定権をOPECから米英に移すための戦争に、株式市場は「拒否権」を使っています。 ミドル6(国連安保理事国の内、イラク攻撃新決議に賛否を表明していない6か国)がイラク攻撃に時間の猶予を与えようだなんて、戦場を知らなさすぎる。砂アラシと熱波でアメリカの勝利が遠のく。トルコは基地を提供しろ。国際協調が大切だ。
第64号
3月6日
日曜日に広島で書かれた人文字は「NOWAR」と「劣化ウラン弾ノー」。湾岸戦争でイラクにばらまかれた劣化ウラン弾によって、白血病の多発など、ヒロシマと同様の放射能被害を告発。 小泉首相が日本の国会で、開戦反対の世論調査結果や世界のデモについて「世論に左右されてはいけない」って答弁したらしいけど、エライねえ。ガンガン行こうぜ。もう湾岸に31万人だぜ。負けない戦争について来たくなければついて来なくていい。
第63号
2月27日
米国の新決議案提出で、国連決議1441支持決議を年末に行った神戸市議会の面目は、丸つぶれ。おまけに決議1441で攻撃を始めるというなら、神戸市議会の立場はどうなるの? 月末には、湾岸に地上戦の主力となる陸軍第101空挺(くうてい)師団が到着する。3月上旬には4万人以上の英軍とあわせ、地上戦開始に必要な25万人規模に。決議1441に基づく攻撃は可能であり、新決議案が否決されても、攻撃できる。
第62号
2月20日
15日、世界で一千万人の人々がデモでノー・ウォーを訴えました。アメリカとイラクのどちらが強いかという心配なんか誰もしていません。英米の政府が反戦デモで倒れる方が心配です。 イラクと戦争になった場合には米軍は勝つ準備ができていると確信している。米国は、世界で最も偉大な軍とともに慎重かつ大胆に行動する。国連はイラクの武装解除要求をただちに実行に移せ。(13日、フロリダ州メイポート海軍基地での演説)
第61号
2月13日
ビンラディンの肉声を突然認めたのはイラク攻撃を正当化するため? ブッシュ大統領は都合のいい情報だと思っているようだけど、ビンラディン一人捕まえられない超大国の威信は? カタールのテレビ「アルジャジーラ」から流されたビンラディンの肉声は、ビンラディンとイラクが共通の憎しみで結びついていることを物語っている。テレビで放映される前にわれわれはその原稿を入手して発表したのだ。改めて世界に問う。テロか米国か。
第60号
2月6日
防衛施設庁が厚木基地から大黒神島へ移転させようとしているNLP(夜間離着陸訓練)に、町議会は反対決議をしました。NLPは空母艦載機の実戦訓練です。ワシントンでやればいい。 国連安保理に提出(米時間5日)した証拠は完全だ。わが盗聴技術は完璧なのだ。傍受した電話の声は、イラクには米本土を襲うことのできる兵器があることを自ら暴露しているではないか。写真だって本物なんだ。もう逃がさないぞ、ザリガニ野郎。
第59号
1月30日
加藤良三・駐米大使が「イラク攻撃が始まれば日本はアメリカを支持する」とニューヨークで日本企業を集めて発言したらしいけど、国内世論調査結果は7割、8割がイラク攻撃反対。 ラムズフェルド国防長官はうまく表現したものだ。「(イラク攻撃に反対する)独仏は古いヨーロッパ」。世界がヨーロッパに振り回されていた時代とは違うのだ。昨年の一般教書演説をシュレーダーとシラクはもう一度読み直せ。2つ目の超大国は不要。
第58号
1月23日

常任理事国フランスは、イラク攻撃に関するあらたな国連決議に対しては拒否権を行使する可能性を初めて示唆し、ドイツもかさねて反対の方針を表明。武力で平和はつくれません。

イラクは査察に「非協力的」だ。査察でイラクの大量破壊兵器に関する「決定的証拠」が見つからなくても、査察に非協力的なイラクに対する武力行使は可能だ。忍耐は限界に達した。現段階で手段は尽きつつある。(アーミテージ国務副長官。21日)
第57号
1月16日
イラン・イラク戦争のとき、アメリカがイラクに渡した兵器が、いまどうなっているか、ブッシュ大統領は気になるのでしょう。ブーメランのようにあなたを襲うのではないかと。心配ですね。 「大量破壊兵器を隠している国で、国連の検証査察委員会は、兵器を見つけ出す能力もないし、義務もない」と以前言ったかなあ。いっかんして私は査察官の役割を重要視している。大量破壊兵器を見つけるまで査察官には仕事を続けてもらうのだ。
第56号
1月9日
ブッシュの大盤振る舞いにも日本の株式市場は反応しませんでした。イラクへの戦争とブッシュの景気対策で米経済がよくなろうが悪くなろうが、デフレにあえぐ日本経済に出口はない。 12年前、パパがアメリカを戦勝国にしたのに、恩知らずな市民たちは「湾岸戦争で景気が悪くなった」と言って、大統領選挙でパパを落としたんだ。「10年間で80兆円」の景気対策をすれば、デモをしている若者たちも黙るだろう。世のなか、カネだ。
 これより上 ↑は2003年  これより下 ↓は2002年 
第55号
12月26日
全米、そして日本でもマスコミは報じないけど、17日にロサンジェルス・タイムスは「イラク攻撃正当化の材料をブッシュは示していない」と考える市民が72%という世論調査結果を発表した。 全米一五〇の街から若者たちが1月18日にバスでワシントンへ来てデモをするって?今年1月に私は宣言しておいたはずだ。「悪の枢軸とたたかう」って。あのスピーチ時点で70%以上の市民が軍事活動を支持したんだ。フセインのザリガニ野郎め。
第54号
12月19日
ミサイル防衛構想ほど「集団的自衛権」というものの危うさを証明するものはない。アメリカは将来の中国からの攻撃を想定していると言われています。米本土を狙う前に日本が標的に。 やっと日本も政治の構造改革が進んできたようだ。イージス艦を派遣して大国と肩を並べようとしている。加えて米本土防衛に真っ先に理解を示し、MD(ミサイル防衛)構想に賛同した。ブレア、シャロン、イシバそして、私の4人が世界を支える。
第53号
12月12日
イラクへの戦争を仕掛ける理由は、一に原油、二に原油、三四がなくて五に産軍複合体。戦艦大和は役割を終えてから造ったが、アメリカは役割を無理につくり出し空母を造り戦争する。 建造中のニミッツ級最新鋭空母(9万7千d。配備は09年の予定)に、ダッド(おとんと言う程度のカッコ悪い英語)の名を付けて「ジョージ・H・W・ブッシュ」にするんだ。カッカッハハ(例の笑い)。僕は命名の際、相談を受けなかったことになっているよ。
第52号
12月5日
94年6月、長野の松本サリン事件で、河野義行(現・長野県公安委員)さんが長く犯人扱いされたことを思い出します。河野さんに「農薬を調合しようとしていなかったことを証明しろ」。 「大量破壊兵器を隠している国で、国連の検証査察委員会(UNMOVIC)には、兵器を見つけ出す能力もないし、義務もない」。ラムズフェルド国防長官とマイヤーズ統合参謀本部議長の発言。フセインには兵器がないことを証明する義務がある。
第51号
11月28日
湾岸戦争後、国連のイラク経済制裁の中心は石油輸出禁止でした。すでに石油メジャーはフセイン後をにらんで「反体制派」と油田開発契約をしています。イラクの民衆や米兵が気の毒。 米国内のデモは私の対イラク政策を「石油のための戦争」と決めつけている。エクソンモービルなど米石油資本3社が10月にイラクの反体制派と接触したと報じられたのは心外だ。わざわざ「李下に冠をただす」はずがない。正義の戦争をするのだ。
第50号
11月21日
イラク南北の米英が定めた飛行禁止区域への空爆を米英は続けています。空爆する米軍機に対する対空砲火を、米国防相は「今回の国連決議への重大違反」。開戦の口実はどこにでも。 すべてはフセインにかかっている。フセインが武装解除を拒むなら、我々が武装解除を目指す国々の連合を率いる。北大西洋条約機構(NATO)の多くの友人たちが我々と行動を共にするよう望んでいる。(19日チェコのテレビのインタビューに答え)
第49号
11月14日
米軍やイギリス軍はいつから石油メジャーの傭兵になったのかと思っていたけど、そうか、その総司令官は石油メジャーのゴム印だったのか。小泉首相もブッシュのゴム印と思われないよう。 イラク国会はサダム・フセイン(大統領)の(命令に従う)ゴム印にすぎない。イラクに民主主義はなく、この男は独裁者だ。私はイラクの武装解除まで多国籍軍を率いるつもりだ。「容認ゼロ」だ。安保理決議のどんな小さな違反も見逃がさないぞ。
第48号
11月7日
世界に広げたい民主主義の中身は、投票率が4割を切る民主主義ですか。民主党が負けたのも、争点をイラク攻撃からそらせ、たのみの白人以外の人々の投票率が上がらなかったから。 ケネディの娘に共和党は負けないのだ。弟の強さを見ろ。中間選挙で、いかに米国市民の多くがイラクの民衆を救いたいと思っているかがはっきりした。いや世界を救うのだ。非公式に打診しているP3Cとイージス艦を日本はインド洋へ出すべきだ。
第47号
10月31日
占領政策が例外的にうまくいった日本占領が引き合いに出されるけど、もし天皇の戦争責任に占領軍がこだわっていたら、どうだったんでしょうね。石油のためなら、だれでも「味方」なの? フセイン政権転覆後、フセイン大統領と主要閣僚ら十数人を戦争犯罪人として人道に対する罪などで訴追する準備をわが政府は始めた。処罰されるべき敵と、復興に利用できる「味方」の線引きが必要だ。第三者による裁判は、イラクには不要。
第46号
10月24日
朝鮮半島の南北どちらにも、核兵器があってはならない。北朝鮮の核開発は無条件で中止するべきです。その説得は戦争屋ブッシュではなく、被爆国民である日本の民衆にこそ資格あり。 9月12日に小泉首相が訪ねてきたとき、北朝鮮が高濃縮ウランによる核兵器開発を進めていることを知らせてやったのに、小泉首相は訪朝した。日朝交渉は私の了解を得ることなしには進まないだろう。日本が「悪の枢軸」とわたり合うのは百年早い。
第45号
10月17日
ブッシュはじゅう(銃)とじゆう(自由)を取り違えている。武器や軍隊が人殺しをするのではないけど、武器や軍隊は人殺しの道具だ。イラク攻撃でさえブッシュは自衛戦争だと言っている。 無差別殺人事件をきっかけに、線条痕(銃の指紋)を登録して犯罪をなくそうという意見があるが、反対だ。銃規制を強化してはいけない。市民には銃を持つ権利がある。銃を購入する人のプライバシーを侵害してはいけない。ライフル協会は正しい。
第44号
10月10日
「欲しがりません。勝つまでは」という、日本人が60年も前に克服した思想を大統領は好んでいるようですね。ドイツでは「ヒットラーだ」という声があがりました。違う。東条英機ですよ。 景気後退を理由にして正義の戦争をやめるべきだという国民がいるがストが景気後退の原因だ。一生懸命国のために働いている国民を妨害するな。西海岸の29の港湾施設のストライキをやめさせるよう指揮権を発動したのは、米経済を守るため。
第43号
10月3日
国連演説では「ある元大統領から聞いた話」と言っていたが、結局、親父の仇討ちなのか。私たちは忠臣蔵が大好き。仇討ちが好きなんじゃなくて、みんなで弱いものいじめを罰するところが。 フセインの敵意は米国に向けられている。こいつは父ちゃん(my dad)を殺そうとした。93年4月に父ちゃんがクウェートへ行ったとき、暗殺されそうになった。これが証拠だ。すぐクリントンはバグダッドにミサイルをぶち込んだけど。(26日ヒューストン)
第42号
9月26日
ブッシュ・ドクトリンは必ず世界の反発を招きます。テロの温床・テロの原因・テロの正当性を深めることにはなっても、テロを抑止する力にはなりません。「かれはブッシュじゃなくてッシュだ」 民主党のゴア・前副大統領がイラクへの単独先制攻撃を批判する演説をサンフランシスコで23日にしたらしい。大統領選挙で私に負けたくせに。加えてテロ後の私の支持率がどれほど高いか知らないのか。議会はイラク攻撃支持決議を速やかに行え。
第41号
9月19日
世界の世論は、9・11テロ1周年でも「正義のアメリカ」に軍事行動のフリーハンドを与えなかった。ブッシュが制裁や戦争を口にするたびに原油価格が上がり、世界じゅうが迷惑している。 イラクのフセインが国連の査察を受け入れると言っているらしいが、たぶらかされてはならない(テネシー州ナッシュビルの中間選挙の遊説演説で17日)。米単独のイラク攻めに国連は待ったをかけたのだ。予定どおり新決議を。自由と正義がかかってる。
第40号
9月12日
フランスのシラク大統領を招いて、ドイツのシュレーダー首相はイラクに対する「一方的行動に反対する」と述べ、「ドイツはイラクに対する軍事行動には参加しない」と改めて言明した。 国連監視検証査察委員会のブリクス委員長が10日、イラクが核兵器などを開発していることを示す証拠は何もない、と述べたって?イギリスのブレア首相は「大量破壊兵器がある」と言明しているじゃないか。12日の私の国連演説が世界のすべてだ。
第39号
9月5日
ブッシュが「キューバに大量破壊兵器がある」 と言ったとき、カーター元大統領がキューバへ行き、その疑惑を晴らしました。あの大統領には保護者が必要。ただし父親は同じくらいひどい。 イギリスのブレア首相は労働党なのに、りっぱだ。「イラクが核兵器を開発している証拠を数週間以内に示す」「イラクの脅威は現実だ。米国だけが対処すべき問題ではない」 と記者会見で言った(3日)そうだ。ノーベル平和賞をブレアにあげたい。
第38号
8月29日
ポートランドの集会スローガンは「爆弾ではなくブッシュを落とせ」。クロフォードの集会で、バート・ジェンセン教授が指摘したように「反テロは名ばかり。石油のための戦争」(毎日26日夕刊) 私の家と牧場のあるテキサス州クロフォードで、24日イラク攻撃反対のデモがあった。23日にも私を待ちかまえてオレゴン州ポートランドで反戦集会があった。ベーカー元国務長官も、米単独でのイラク攻めに反対だと言う。パパの子分だったくせに。
第37号
8月22日
どんなに大きな空母も及ばない「日本列島を不沈空母にする」と豪語した中曽根元首相でさえ、小泉首相に「ブッシュにイラクを攻めないよう進言しては」と発言したではありませんか。 忌まわしい、しかし本音を言えば支持率が急上昇したあの事件、9・11から一年。国連総会一般演説初日の9月12日に演説する。同時テロ1周年翌日というなんと絶妙のタイミング。テロとの戦いにおける国際協調の重要性を改めて強調するのだ。
第36号
8月8日
ヒロシマは、長崎は、そして被爆者は「やられたから、やりかえそう」と言わず、核兵器廃絶を訴え続けてきました。テロ1周年式典ではゲティスバーグ演説朗読より広島平和宣言朗読を。 夏休みにあたって、海軍医療センターで医師団に健康診断をしてもらったんだけど「同世代のトップ1%に入る」「きわめて健康」だったよ。同時テロ前の検診結果より良好だったよ。ストレスが健康にプラスに働いたんだね。テロ1周年もがんばるぞ。
第35号
8月1日
グローバリズムによって世界中で失業者が増えている。ラベルがどんなに立派でも、レベルが低くモラルのない多国籍企業に世界はうんざりしている。この上バグダット占領作戦なんて。 パパが湾岸戦争で米国を戦勝国にしたとき、恩知らずの市民たちが「ブッシュで景気が悪くなった」と言って、民主党に政権を取られてしまった。 同じ轍を踏まないために、不正経理には禁錮10年の厳罰を課す。株主に対するモラルを経営者は心せよ。
第34号
7月25日
アラファト議長は「なぜこれほどの犯罪に沈黙できるのか。世界中に聞きたい」と告発している。人の命より原油とカネを大事にする米国の中東政策をかえろ。報復の連鎖を断ち切ろう。 ガザをイスラエルが空爆し150人もの死傷者をだした。パレスチナでは「イスラエルに死を」「米国に死を」と大騒ぎらしい。私は市民を殺すことを支持していない。ただテロリストは平和の敵だ。もう少しでアラファト外しが成功するところだったのに。
第33号
7月18日
ブッシュ大統領や連邦準備制度委員長が演説して、ドル安と株安に歯止めをかけようとするたびに、その演説中にドルと株が下がり続けている。胸に手をあてて、なぜなのか考えてほしい。 アメリカ経済は強い。大丈夫だ。インサイダー取引疑惑は中間選挙のための謀略宣伝だ。年間10兆円を超えるカネをテロ対策につぎ込んでいけば、テロを撲滅できる。アメリカは狙われている。重ねて言うがアメリカ経済は大丈夫だ。ドルは勝つ。
第32号
7月11日
ブッシュから「企業は清廉に」なんて説教を聞くとは。ブッシュが言うと「企業は合法的に搾取し、正しくボロ儲けをし、たくさん政治家にカネを貢げ」と聞こえます。ケインズが泣いている。 大事なことは、対テロ戦争勝利・米本土防衛・経済強化だ。エンロンに続いてワールドコムの粉飾決算で、企業への信頼が揺らいでいるが、企業は清廉でなくてはならない。私のインサイダー取引疑惑は証券取引委員会が調査して何もなかった。(9日)
第31号
7月4日
ワールドコム粉飾決算の中心人物からブッシュ大統領も献金を受けていた。ワールドコム破たんが世界同時株安と円高をもたらした。米経済は資本主義の最悪で醜い部分をさらけ出した。 アルカイダが独立記念日に自由の女神像を襲うかもしれないという大事な時期に、なんとワールドコムの粉飾決算・経営破たんに市民の目が奪われているというのは、ナンギなことや(なぜか関西弁)。リンゴは腐るもの。腐ったリンゴは5%だけや。
第30号
6月27日
パレスティナ和平について、英米の反省を求めることなしに「貢献」なんて軽すぎる。小泉首相は沖縄慰霊の日にも「米軍基地の縮小交渉は進んでいる」とデマカセを言って笑われたばかり。 G8に参加する専用機で小泉首相が「日本もパレスティナ和平に貢献する」と言ったのは、うれしい話だ。ドル安で国民の暮らしも厳しいと聞いているが、ユダヤ人がいないアジアの国が世界平和をここまで考えている。 小泉はイチローよりエライかも。
第29号
6月20日
国連を軽視し続けるG8が、「アフリカ支援」だなんて、とってつけたような。小泉首相はアフリカ支援の「行動計画」を通して、日系多国籍企業のアフリカでの地盤固めをしようとしている。 来週カナダで開かれるG8(主要国首脳会議)が楽しみだ。前回は、テロ事件前で私の単独行動主義を批判した各国も、「テロとの戦争」には大賛成だろう。ヨーロッパも社民政権が降参し流れが変わった。経済が弱っている日本が私を補佐してくれる。
第28号
6月13日
キューバに米西戦争時代からある米軍基地のようすを『朝日』が報じていました。檻に閉じこめているアルカイダ兵の環境は過酷で、どの国際法で裁くのかさえ、まったく不明。リンチだ。 テロ事件から11日で9か月たった。アフガニスタンのロヤ・ジルガ(国民大会議)も、ザヒル=シャー元国王を新大統領に担ぎ出そうという動きなどもあったが、1日でひねりつぶした。 「全力で悪と戦う」という決意は全米の市民に歓迎され続けている。
第27号
6月6日
インドとパキスタンの間で、核戦争になれば1200万人が一瞬で死ぬなんて、計算している間があったら、日米両政府は両国の間に立って対話に導くのが仕事のはず。福田長官は辞めろ。 アーミテージ国務副長官(日本の外務副大臣)が加藤良三駐米大使に述べたように、福田官房長官の「非核三原則見直し発言」を米国はまったく問題にしない。三沢や嘉手納への配備、横須賀や佐世保への持ち込みに日本人が怒らないよう願う。
第26号
5月30日

 

パキスタンもインドも、核兵器を「先に使うことはない」と言っているが、「報復でも使わない」とは言わない。インド洋に出ている自衛隊は大丈夫だろうか。憲法9条を世界は学ぶべきだ。 パキスタンがアフガニスタン国境から撤兵してカシミール方面に振り向け、インドとの緊張に備えようとしているらしい。テロとのたたかいが大切だとあれほど言っておいたのに、困ったことだ。インドは怒るし核兵器を使う恐れも出てきたし、 困った。
第25号
5月23日
だれかが世界の自由(または自由の女神像)を攻撃するという情報ほど、ブッシュにとって都合のいいものはない。「不朽の自由」作戦をイラク攻撃まで継続するために。自衛隊は帰ってこい。 テロ支援国家は7か国。ただしスーダンは姿勢がいいのでもう少しでリストから外そうと思っている。同時多発テロを非難しなかったイラクはチョー・悪の枢軸だ。悪の枢軸は北朝鮮とイラン。準・悪の枢軸はキューバ、シリア、リビア。(21日国務省報告)
第24号
5月16日
きのう沖縄の「本土並み」返還から30年。カデナ基地への核持ち込みが沖縄県民と日本に恐怖を与え続けている。自分が悪魔の兵器を使おうと思っているから他国も同じだと思うのだ。 キューバへ行ったカーターのジイさんは出しゃばりだ。生物兵器をならず者国家へ輸出するテロ支援国家だと私が断言したのに「キューバに生物兵器製造の証拠ない」だなんて。言い直す。「生物兵器を造ったのではなく、造る能力があると言っただけ」。
第23号
5月9日
中谷防衛庁長官が歯切れ悪く否定したものの、海上幕僚長がイージス艦派遣を米側から日本に要請してくれるよう頼んだという『朝日』6日の記事について、なぜ野党は追及しないの? 私と「平和の人」イスラエルのシャロン首相は、パレスチナ自治政府のアラファト議長を、どうすればうまく「はずせる」のか、話し合った。 アメリカの正義の迂回作戦をシャロンは理解した。イラク攻撃が優先。アラブ全体を敵に回しては原油が危ない。
第22号
5月2日
中谷元・防衛庁長官がインド洋の自衛隊閲兵。「連休の外遊」先を、首相の靖国参拝で中国から拒否されたため。彼にはビンラディンやオマル師の生死を、自衛隊員に説明する義務がある。 パレスチナで虐殺とテロの報復合戦をしている間、「悪の枢軸」、なかでもイラクに、ミサイルをぶち込めないのは残念だ。インド洋に米軍は展開しているが、幸い世界はこれをビンラディンを殺すためだと思いこんでいる。憲法9条を持つ日本まで。
第21号
4月25日
国連調査団に難癖をつけてその派遣を遅らせているイスラエルの態度は、旧日本軍が中国東北部を侵略したときと同じ。国連を無力化し、人殺しを正義と言いくるめて平和はつくれない。 ジェニンでイスラエルがパレスチナ人を大虐殺したかどうか、国連が調査団を派遣するよう提案したのは、他ならぬアメリカなのだ。イスラエルのシャロンは平和の人。何百人も何千人も殺すはずがないし、調査団もそのあたりはよくわかっているはずだ。
第20号
4月18日
ガソリン価格が全国的に上昇している原因はパレスチナ情勢緊迫に伴うイラクの輸出禁止の影響(『毎日』18日)。日本経済に打撃を与えるアメリカのアラブ諸国イジメはやめてほしい。 調停失敗だって?パウエル調停は失敗していない。「自由と民主主義つまりアメリカにつくのか、テロリストの側につくのか」このブッシュ・ドクトリンをおしすすめるのだ。悪の枢軸に対して世界は戦わなければならない(バージニアの軍事大学校で17日)。
第19号
4月11日
札束で途上国の資源を得てきた先進国。9・11のあと、アメリカはドルをミサイルに持ち替えて石油を独り占めしようとしている。カネで買えなかった平和がミサイルで得られるものか。 イスラエルに抗議して、イラクが石油輸出禁止。これをアラブ世界全体の動きにさせない。石油を売ってメシを喰っている連中に何ができるというのだ。「まずイスラエルへ行くべきだった」と米国に説教した国王がいる?そういう姿勢がテロを育てる。
第18号
4月4日
考えよう。なぜ自爆テロが続くのか。パレスチナの人々を自爆テロに追いつめているものは何か。なぜニューヨークが狙われたのか。戦車と空爆、弱い者イジメから世界平和は生まれない。 石油資本が中東諸国に世話になっているから、イスラエルのパレスチナ自治区への侵略を全面的に支持すると、大きな声では言えない。しかしシャロンは私のやりたいことを全部してくれている。アラファトを殺してはいけない。謝るまでイジメるのだ。
第17号
3月28日
鉄鋼製品の緊急輸入制限で、アメリカが守ろうとしているのはアメリカの鉄鋼業。WTOに提訴したものの日本政府は弱腰。日本の製鉄業を苦しめる国の軍隊をなぜ支援し続けるのか。 アラブ連盟の首脳会議(27〜28日)が米国のイラク攻撃に反対している。中東和平は米国内のユダヤ人勢力が猛反対。アルカイダも逃げ回っている。なぜ世界は私の言うことを聞けないのか。私に無条件で従っているのは英国と日本の首脳だけ。
第16号
3月14日
米国赤十字の手でハイヤー運転手に、百数十万円ずつばらまかれているんですって(10日、『朝日新聞』)  「誤爆」の支援をしているって、インド洋の自衛隊員は知らされているのだろうか。 朝日新聞が書いたように命の値段は違って当たり前。アメリカは被害国で、アフガニスタンはテロリストをかくまっていた国。テロで奪われた命には2億4千万円。アフガニスタンの誤爆で亡くなった人には13万円。「償った」だけでもありがたいと思え。
第15号
3月7日
米軍ヘリコプターが撃墜され8人が死亡。報復が報復をよび、米国防長官は空爆を強化すると宣言。また犠牲になるのは何の罪もない民衆だ。もともと国際法は報復戦争を禁じている。 アルカイダの残党を一人残らずせん滅してアメリカを守る。鉄鋼製品のセーフガード発動でアメリカの製鉄業を守る。アメリカを守ることが世界の正義と自由と民主主義を守ることだ。
第14号
2月28日
神戸市立東落合小学校の5、6年生が「アフガニスタンの友だちへ」絵を描いて送りました。肌の色や髪型が異なる子どもたちの手がつながり、爆撃機やミサイルに×印(『毎日』27日夕刊)。 ビンラディンは「生きていない可能性もあるが、生存している可能性の方が高い」(24日、マイヤーズ統合参謀本部議長)。勝つまで(死体を)ほしがりません?
第13号
2月21日
経済、環境問題からついに戦争に至るまでブッシュが投げた球にすべておつきあいするのはやめよう。ブッシュの「望み」どおり、打ち返せ。首相は何を間違ったか、バットで国民を殴っている。 「首相は米国の新しい野球スター、イチローを思い起こさせます。なぜなら、首相は投げられた球をすべて打ち返すことができるからです」。国会演説より
第12号
2月14日
日米首脳会談では国民に知らされない日米安保についての謀議が、過去にも行われていた。ブッシュは日本に来てほしくない。 舞鶴、横須賀から12日にインド洋に向かった自衛隊には、イラク制裁行動をしているオーストラリア海軍への補給作戦に廻ってもらうかもしれない。
第11号
2月7日
「どこか戦争する相手はないか」こんなことを考えているこわい人が17日、日本にやってくる。「不況で米欧に迷惑かけるな。弱い者イジメを手伝え」と。こわい人と変人で話がはずまなければいいが。 「アフガニスタンの次は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)かイランか、イラクだ」「アルカイダの仲間は世界じゅうに何万人もいる」(1月30日の一般教書演説)
第10号
1月31日
戦争捕虜だ、刑事犯罪人だ、とブッシュの言いなりの世界はゴメン。日本国憲法でただ1か所「絶対に」と表現されているのは36条。「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」 グアンタナモ基地のアルカイダ兵を手錠と足かせで縛っているのは見せしめのためだ。報復戦争には国際法も世界人権宣言も通用しない。戦場では皆ケダモノだ。
第9号
1月24日
ソ連撤退のあと、数百億jの復興資金が消えてしまったことを忘れて、同じ過ちを犯してはならない。それより、エンロンが倒産するほど貢がせたならず者を法廷に引きずりだして正義の裁きを。 東京会議を「最初で最後のアフガン復興会議」にしたい。アメリカは軍事力で平和を与えたではないか。なぜアメリカが復興でもカネを出す必要があるのか。
第8号
1月17日
昨年12月10日、右翼の総本山、日本会議の第三代会長に三好達(とおる)・前最高裁判所長官が就任していた。最高裁判所は「憲法の番人」。アブナイ話ですが、同時に「今しかない」という右翼陣営の危機感の表れです。 「クラッカーはよく噛んで」という母の忠告や「弱い国をイジメたおせ」という父の忠告をもっとしっかり守りたい。???
第7号
1月10日
坂本 龍一 他
  幻冬舎 ¥一五〇〇
坂本龍一を始めとする『非戦』編集チームによる。「戦争が答えではない」・・・大手メディアでは扱われにくいネット上の情報を中心に内外から50人以上の評考を集めた1冊。
二〇〇二年は「戦争の年」だ。そして輝かしい勝利の年だ。正義、自由と民主主義の勝利の年だ。
第6号
12月27日
「最近の日本人が誇りを失ったと思えてならない。50年以上も戦争をしていない国はほとんどない。戦争に参加しないことは恥ではなく、誇るべきことだと再認識してほしい」(ペシャワール会・中村哲さん『朝日』12月26日) 先進国、とくに憲法で交戦権放棄を誓った日本までがこの戦争に参加している間に、新型爆弾、新型武器のあらゆる実験を、アフガニスタンでしておくのだ。
第5号
12月20日
日本国憲法が不戦・非武装を誓ったのは、「自衛」や「報復」がついには核戦争にいたり、それはとりもなおさず地球上のすべての生命の危機を意味するからである。ブッシュ大統領の考え方は、日本の憲法が想定し、未然に防ごうとしてきたことの正しさを逆に証明している。日本国憲法の出番だ。 テロリストはミサイルでアメリカ本土を攻撃しようとたくらんでいる。30年も前に当時のソ連首相と結んだABM(弾道弾迎撃ミサイル制限)条約から離脱し、ミサイル防衛構想を推進する。自衛のための核武装を制限したこの条約は時代遅れだ。このため核軍拡競争が再燃するのは、望むところだ。
第4号
12月13日
オレゴン州ポートランド市警察は、このFBIへの協力を州法をタテに拒否した。マーク・クロカー署長「『いまは戦争だ』という理由で法を無視することはできない。人々の自由はわれわれ警察官の手のなかにある。権力には責任が伴う」。ベラ・カッツ市長も「ノーということを恐れない」と警察を支持している。(以上、『朝日』12月11日より) 「9月11日の事件を起こしたハイジャック犯に共感を覚えるか」「テロ活動に応用できる訓練を受けたことがあるか」「テロに関係する犯罪行為を知っているか」・・・テロ発生後、FBI(連邦捜査局)は全米各地の警察が、このような質問をイスラム教徒の外国人にするよう求めた。口が滑ったことにしているがこの戦争は十字軍なのだ。
第3号
12月6日
ヨルダン川西岸、ガザ、・・・中東で起きていることを解決する手段は、武力行使や武力による威嚇であってはならない。報復が報復をよぶ連鎖を断ち切ることができるのは日本国憲法の精神だ。「おたずねもの」「隠れ家」「裁きにかける」 ・・・ブッシュとシャロンの西部劇ごっこで、何の罪もない人々が、きょうもいのちを失っている。平和を。 イスラエルの行動を非難する国連決議には、最後の一国になろうとも参加しない。アラファト議長を隠れ家から引きずり出して裁きにかけるというシャロン首相は、ブッシュ・ドクトリンの布教者としてノーベル賞に値する。報復戦争を承認しない国際世論と国際法は、正義が敗れ、自由と民主主義を世界から消し去るものだ。
第2号
11月29日
「無事に帰ってきてほしい」という防衛庁長官の「はなむけの言葉」に寒気がしました。「勝ちイクサだから米軍に加勢する」とでも。・・・やっぱり、負傷兵や戦死者が出る可能性を否定できないことを「日本の軍部」(長官は自衛隊出身)が認めた発言です。自衛隊はただちに帰ってきてほしい。 (この号は「民主党代表の論理」)党首討論で意気投合した。小泉首相の「戦時下での初の自衛隊派遣」に賛成だ。むしろ法案に反対したのが間違いだった。イージス艦を出さなかったのは民主党の要求がとおったからだ。(戦火がイラクや朝鮮半島まで拡がったら?・・・)仮定の質問には答えられない。
第1号
11月22日
アメリカが真珠湾を忘れないように、私はヒロシマ・長崎、・・・神戸空襲を忘れない。アメリカが行う戦争はつねに正義の戦争なのか?いつも戦争で犠牲になるのは戦場の、そして米国市民を含む民衆、とくに若者ではないか。 「世界をテロから守らなければならない。アメリカは第二次世界大戦でファシズムと闘い、半世紀の間、社会主義と闘い、いま、テロとの闘いを強いられている」「アメリカは自由と民主主義のために闘い続ける」